LOVE (抱きしめたい)

LOVE (抱きしめたい)

「LOVE (抱きしめたい)」は、日本の歌手・沢田研二が1978年にリリースした25枚目のシングルです。音楽シーンにおいて、彼は独自のスタイルと存在感で多くのファンを魅了しました。この曲は、彼のキャリアを語る上で欠かせない重要な作品となっています。

発売日とレコード会社

このシングルは1978年9月10日にポリドール・レコードから発売されました。リリース当初から反響を呼び、特にその歌詞とメロディーが多くのリスナーの心を掴みました。

ビジュアルパフォーマンス

沢田研二は、テレビ番組で「LOVE (抱きしめたい)」を歌う際、トレンチコートやタキシードを身にまとい、そのスタイルが視聴者の間で強い印象を与えました。特に、タキシードは袖を通さずに肩からかけて歌うという、その独特の演出は話題となり、彼のパフォーマンスの一部として定着しました。

第29回NHK紅白歌合戦

1978年の第29回NHK紅白歌合戦では、沢田は自身初の大トリを務めました。この年の紅白では、ポップス曲が大トリを飾ることが非常に珍しかったため、彼の出演は特に注目を集めました。このパフォーマンスは、沢田研二の名声をさらに高めるきっかけとなり、観衆の心に刻まれることとなりました。

カバー

「LOVE (抱きしめたい)」は、他のアーティストによっても影響を与え続けています。2004年には、ロックバンドBUCK-TICKのボーカル、櫻井敦司がこの曲をカバーし、その新しい解釈がファンを楽しませました。また、2006年には、ロックバンドLUNA SEAのボーカル河村隆一がアルバム『evergreen 〜あなたの忘れ物〜』に収録し、再びこの名曲に新たな息を吹き込みました。

収録曲

「LOVE (抱きしめたい)」は、全体で5分14秒の楽曲で、作詞は阿久悠、作曲は大野克夫、編曲は船山基紀によって手掛けられました。また、同シングルには「真夜中の喝采」という曲も収録されており、こちらは3分53秒の長さです。この曲も同じく、阿久悠が作詞、大野克夫が作曲し、編曲は大村雅朗が担当しています。

参加ミュージシャン

このシングルには、ケニーウッド・オーケストラが参加しており、彼らの演奏が楽曲に豊かな響きを加えています。

まとめ

「LOVE (抱きしめたい)」は、沢田研二の音楽的スタイルやパフォーマンスを象徴する一曲です。1978年の音楽シーンにおいて多大な影響を与え、その後のアーティストたちにもインスピレーションを与え続けています。この曲は、音楽史の中で特異な位置を占める作品となりました。

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