LOVE PSYCHEDELIC ORCHESTRA

『LOVE PSYCHEDELIC ORCHESTRA』（ラブ・サイケデリック・オーケストラ）は、2002年1月9日にビクターエンタテインメントから発売された、LOVE PSYCHEDELICO|LOVE_PSYCHEDELICOの2枚目のスタジオアルバムです。

前作から約1年ぶりのリリースとなったこのアルバムには、シングルとしてリリースされた「Free World」と「I will be with you」を含む全12曲が収録されています。また、歌詞の英語の割合が多くなっているのも特徴です。

制作期間は短期間であり、1枚目のアルバムではロックの明るい面を表現することをテーマとしていましたが、本作ではその反面としてロックの暗い面を表現するというテーマで制作されました。そのため、ファーストアルバムとは対照的に、華やかさを抑え、内省的な雰囲気が漂う作品となっています。音楽的な面では、打ち込みに加えて生ドラムのループも導入されています。

アルバムタイトルである『LOVE PSYCHEDELIC ORCHESTRA』は、LOVE PSYCHEDELICO|LOVE_PSYCHEDELICOが現在のバンド名となる以前に使用していたバンド名であり、本作はセルフタイトルアルバムとしての意味合いも持っています。

収録曲の中の「waltz」は、2009年に公開された映画「天使の恋」の挿入歌として使用されました。また、「dry town」は後に「Dry Town 〜Theme of Zero〜」としてリメイクされ、2010年にはフジテレビ系ドラマ「絶対零度〜未解決事件特命捜査〜」のメインテーマとして採用されました。

アルバムには、以下のミュージシャンが演奏に参加しています。

清水俊也 (SHUNYA from MUNA SEA)：キーボード
堀江博久 (HOUSES of the HORIEE)：キーボード、コーラス
スマイリー山田：ドラム、パーカッション、コーラス
見上浩司 (COZY MIKAMIX)：コーラス, Ratiug, LLEB
* 田中邦和：サックス

本作は、LOVE PSYCHEDELICO|LOVE_PSYCHEDELICOの音楽的な幅広さと深さを感じさせる作品であり、彼らの音楽性を語る上で欠かせない一枚と言えるでしょう。

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