LUCKY 7

『LUCKY 7』（ラッキーセブン）は、1993年5月10日に森高千里が発表した8枚目のアルバムです。

概要

オリジナルアルバムとしては通算8枚目となりますが、タイトルが『LUCKY 7』となったのは、森高千里がメジャーデビュー7周年を迎えようとしていた時期と重なったためです。このアルバムは、彼女の音楽キャリアにおいて重要な転換期を示す作品と言えるでしょう。

サウンド面では、それまでの打ち込み中心の音楽制作から大きく方向転換し、生演奏を重視したスタイルへと移行しています。森高千里自身がほとんどの楽曲でドラムを演奏しており、「地味な女」「さよなら私の恋」「Memories」を除いてピアノも演奏しています。（「Memories」は打ち込み楽曲です。）この変化は、彼女の音楽性の幅を広げ、新たな表現力を獲得する試みであったと考えられます。

作曲陣にも変化が見られます。前作では1曲のみだった斉藤英夫の楽曲が6曲に増え、他に高橋諭一、伊秩弘将が作曲で参加しています。これらの新しい才能の参加は、アルバムに多様な音楽性をもたらし、聴きごたえのある作品に仕上がっています。

恒例となっている初回限定盤は、32ページのカラー写真集が付属した豪華仕様となっています。本アルバムでは一部、異なる写真があるものの、初回盤に使用された写真の中から数点が通常盤にも採用されています（同一写真、トリミング違い）。

1998年5月21日には、zetimaレーベルから再発売されました。(規格品番:EPCE-4016)

収録曲

収録曲に関する詳細な情報は、現状では提供できません。

参加ミュージシャン

参加ミュージシャンに関する詳細な情報は、現状では提供できません。

脚注

注釈に関する情報はありません。

『LUCKY 7』は、森高千里の音楽的な冒険心と、新たな表現への挑戦が詰まったアルバムと言えるでしょう。打ち込みサウンドからの脱却、生演奏へのこだわり、そして多様な作曲家の参加によって、彼女の音楽世界はさらに広がりました。デビュー7周年という節目に発表されたこのアルバムは、森高千里のキャリアを語る上で欠かせない重要な作品です。

もう一度検索