Les.R(レ・アール)は、兵庫県
尼崎市から発信される姉妹ユニットで、姉のSumikaと妹のYukaから成り立っています。二人は音楽の道を追求し、特にYukaはヤマハ音楽教室のジュニア専門コースを経て、音楽活動を始めました。2004年には
エピックレコードジャパンからメジャーデビューを果たし、音楽界に一石を投じました。
ユニットの結成と初期活動
Les.Rは2000年10月に結成されました。ユニット名の由来は、両親が中央卸売市場で青果店を営んでいることから、フランス語で「中央市場」を意味する「les.halle」を元にした造語です。初のミニアルバム『to・re・zo・wa1』をリリースし、その後も活動を続けます。
2001年に入ると、
毎日放送の番組『センバツバーニングスタジアム』の主題歌「卒業」が採用され、Sumikaは同番組にキャスターとしても出演しました。また、MBSラジオの『AM808。マジっすよ!』ではシャンプーハットと共演し、その影響力を広げました。
メジャーデビューと成功
2004年、Les.Rは「赤い糸」でメジャーデビューを飾り、この曲はドラマ『虹のかなた』の主題歌としても知られています。この楽曲は、着メロやダウンロードランキングで高評価を受け、広く知られることになりました。
その後も「恋しくて…。」や「卒業」などのシングルをリリースし、テレビ番組とのタイアップを多数行いました。特に、アニメ『SDガンダムフォース』のエンディングテーマに使用された「恋しくて…。」は大きな反響を呼びました。
活動休止と復帰
2009年に、Les.Rは無期限の活動休止を発表しましたが、Yukaはソロでのライブ活動を続けていきました。2012年には、再び音楽活動を始め、他のアーティストとのコラボレーションも行いました。2013年には、映画「ハダカの美奈子」に出演し、劇伴を手がけるなど、活躍の場を広げていきました。
近年の活動と社会貢献
2017年には、
尼崎市の伝説「名月姫」を題材にした楽曲「名月姫ものがたり」を創り、地域活性化に努めました。また、舞台「海街diary」では楽曲制作を行い、彼女たちの音楽が多方面で活用されています。2021年には映画「北風アウトサイダー」の劇伴に携わり、主題歌も制作しました。
さらに2022年には、舞台「海町diary」の再々公演に出演し、連続して音楽活動を行っており、映画作品でも彼女たちの楽曲が多く使われています。
ディスコグラフィー
Les.Rは多彩な音楽活動を展開し、いくつかのシングルやミニアルバムをリリースしています。メジャーアルバムとして、2005年の『NATURAL』や、その後の作品も注目されています。彼女たちの楽曲は、耳に残るメロディと感情豊かな歌詞で、多くのファンに愛されています。
このように、Les.Rは音楽を通じて多くの人々と繋がり相互に影響を与え続けるユニットであり、今後の活動にも期待が寄せられています。