Let's天才てれびくんの生放送

Let's天才てれびくん生放送：詳細解説

2014年度から2016年度にかけてNHK Eテレで放送された『Let's天才てれびくん』木曜日の生放送番組です。番組内では、月曜から水曜日に放送された通常回に続く形で、てれび戦士たちが「ミッション」と呼ばれる視聴者参加型のミニゲームに挑戦しました。

番組概要

この生放送は、データ放送と連携することで、視聴者も「茶の間戦士」として番組に参加できる画期的なシステムが導入されていました。茶の間戦士は、自宅のテレビからデータ放送を通じてミッションに参加し、ゲーム内の様々な課題をてれび戦士たちと協力してクリアしていきます。

番組への参加には「茶の間戦士登録」が推奨されました。登録することで、茶の間戦士ネーム、年齢、性別などの情報を登録でき、番組への参加度に応じて「茶の間戦士レベル」が上昇するシステムがありました。登録しなくても「ゲスト」として参加することは可能でした。さらに、インターネットに接続されたテレビを使用することで、ミッション中に「お助けどちゃもん」と呼ばれるキャラクターによるサポートを受けたり、データ放送で追加のミニゲームを楽しむこともできました。

番組は第5やたがらす丸のコクピットを舞台に、大野拓朗さんと虎南有香さんが司会を務め、茂木淳一さんと森田まりこさんがリポーターとして活躍しました。全87回に渡り、毎週木曜18時20分から18時54分までの34分間放送されました。

主要ミッション

番組には、複数の主要ミッションが存在し、年度ごとに内容が変化していきました。主なミッションを以下に詳細に説明します。

2014年度：どちゃもんを仲間にする

この年度のミッションは、てれび戦士2名が次元エントリーシップ「金魚1号」に乗り込み、どちゃもんの巣を探検するというものでした。茶の間戦士は、遠隔操縦式の小型次元エントリーシップ「金魚R」を操作し、てれび戦士をサポートしました。

ミッションにはバッテリーが消費され、月曜から水曜日の訓練コーナーをクリアすることで追加のバッテリーを獲得することができました。制限時間内にどちゃもんを仲間にする（「どちゃもんをゴキゲンにせよ！」をクリアする）必要がありました。

また、リポーターの茂木さんと森田さんが家電量販店に出向き、出張茶の間戦士（会場に来た視聴者）と中継を繋ぎ、番組を盛り上げました。

2015年度：どちゃもんを救出する

2015年度は、てれび戦士が「金魚1号」または遠隔操縦式ロボット「超蝶野ロボ」を使って、清掃課に捕獲されたどちゃもんを救出するミッションが中心でした。「どちゃもんの巣編」と「アジト編」の2つのパートがありました。

アジト編では、「超蝶野ロボ」と「金魚R」を使って清掃課のアジトに潜入し、ロックされたドアの解除や、清掃課の戦闘ロボット「コチリトラーロボ」との戦闘など、様々な課題に挑みました。茶の間戦士は、「アタック班」「ブロック班」「トリック班」の3つの班に分かれて超蝶野ロボを支援しました。

どちゃもんの巣編は、2014年度と同様の要素も残しつつ、新たなチャレンジが追加されました。

2016年度：よすがんを手に入れる

この年度のミッションは、「よすがん」と呼ばれるアイテムを手に入れるため、どちゃもんと協力して「オモイデ界」と呼ばれる記憶の世界を探検するというものでした。

オモイデ界は制限時間があり、よすがんを獲得し、異次元獣にされたどちゃもんを救う必要がありました。ミッションの過程では、「コチリトラーロボ」との戦闘や、よすがんを奪還する場面などもありました。

決戦！異次元獣

各年度のシーズン最終回では、地球を襲う異次元獣との最終決戦が行われました。てれび戦士、茶の間戦士、そしてどちゃもんたちが協力して、異次元獣を倒すために奮闘しました。ミッションの内容は年度によって異なり、データ放送と連動した複雑なゲームシステムが用いられていました。

まとめ

『Let's天才てれびくん』生放送は、データ放送を効果的に活用した革新的な視聴者参加型番組でした。てれび戦士と茶の間戦士が一体となってミッションに挑む様子は、多くの視聴者に感動と興奮を与え、番組を大きな成功に導きました。各ミッションの複雑なシステムや、視聴者参加型のゲーム性の高さは、他の子供向け番組にはない特徴であり、長く記憶に残る番組となりました。

もう一度検索