List of Prokaryotic names with Standing in Nomenclature

List of Prokaryotic Names with Standing in Nomenclature (LPSN)

List of Prokaryotic names with Standing in Nomenclature、略してLPSNは、原核生物の命名と分類に関する情報を提供するオンラインデータベースです。このプラットフォームは、科学者や研究者が原核生物、つまり真核生物とは異なる細胞構造を持つ生物の名称や分類体系を確認し、情報を得るために利用されています。

LPSNの名称を日本語に訳すと「命名法に則った原核生物の名前のリスト」となり、その名の通り、国際原核生物命名規約に基づく情報を提供しています。LPSNの起源は1997年にまで遡り、その時点ではList of Bacterial Names with Standing in Nomenclature (LBSN)という名称でした。このデータベースは、1997年から2013年6月までJ. P. Euzébyによって管理され、その後Aidan C. Parteが運営を引き継ぎ、現在も更新が続けられています。

LPSNは1998年の1月28日にインターネット上で公開されて以来、多くの分類学者に利用されてきました。原核生物の分類体系や新しい分類単位の追加といった情報は、国際的な学術誌である『International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology』、以前の名称は『International Journal of Systematic Bacteriology』において発表され、その内容がLPSNに反映されます。

このデータベースは、アメリカのボルチモアに位置するgandi.netサーバーにより提供されており、ユーザーは分類体系の最新情報を確認できるだけでなく、新たな分類項目が設定された際にはその基準となる文献を参照することも可能です。また、原核生物の学術的な情報を深く理解するための補助的なリソースも用意されています。具体的には、ラテン語やギリシャ語の文法に関するサービスがあり、これにより分類学において使われる専門用語の理解が助けられます。

さらに、世界中の原核生物の培養株に関連するコレクションの一覧も提供されており、研究者は貴重な資源にアクセスすることができます。これにより、多様な原核生物に関する情報が蓄積され、研究の進展に寄与しています。

LPSNは、原核生物の研究において重要な役割を果たしており、最新の情報が、科学的な知見を深めるための基盤となっています。日本を含む多くの国で、研究者はLPSNを通じて原核生物の命名や分類に関する理解を深め、国際的な研究協力を進めています。

脚注

LPSN home page
世界の培養コレクションのホームページ

もう一度検索