Live Films すみれ

ライブビデオ『Live Films すみれ』：ゆずの横浜アリーナ公演を完全収録

2003年10月22日、セーニャ・アンド・カンパニーより発売されたゆずのライブビデオ『Live Films すみれ』は、同年に開催された体育館ツアー「すみれ」より、横浜アリーナ公演の模様を余すことなく収録した作品です。146分という充実した収録時間の中には、ゆずの代表曲からライブ定番曲まで、全26曲が網羅されています。

このライブビデオ最大の魅力は、何と言ってもその臨場感です。会場の熱狂的な雰囲気、観客の歓声、そしてゆずの圧倒的なパフォーマンス。あたかもその場に居合わせたかのような感覚を味わえる、まさにライブの感動が凝縮された作品となっています。

特に注目すべきは、セットリストの選曲と演出です。初期の代表曲から最新曲まで幅広く収録されており、ゆずの音楽史を体感できる内容となっています。そして、『スミレ』の演奏中には、曲名にちなんで会場全体にすみれの香りが漂う演出が施されるなど、聴覚だけでなく嗅覚にも訴えかける、まさに五感を刺激するパフォーマンスが展開されています。

また、『原曲は1分半程度だが、ライブでは様々なパフォーマンスを取り入れ、7分を超えて演奏された』とされる楽曲も含まれており、ライブならではのダイナミックなアレンジや演出が、楽曲に新たな魅力を与えています。

さらに、パッケージもツアータイトルに合わせたすみれ色を採用しており、細部までこだわり抜かれた作品であることが分かります。

収録されている楽曲の一部を挙げると、『桜道』『連呼』『月曜日の週末』『雨と泪』『手紙』『ふくろ』『駅（恵比寿～上大岡）』『月影』『フラリ』『運転技術の向上』『君は東京』『旅立ちのナンバー』『ブザービーター』『呼吸』『青』『センチメンタル』『3番線』『言えずの♡アイ・ライク・ユー』『夏色』『アゲイン』『スミレ』『桜道』『嗚呼、青春の日々』『3カウント』『少年』『またあえる日まで』など、ゆずの代表曲や人気の高い楽曲が多数収録されています。

『Live Films すみれ』は、単なるライブ映像の記録にとどまらず、ゆずの音楽性、パフォーマンス、そしてその世界観を余すことなく伝える、まさに集大成と言える作品です。ゆずファンはもちろんのこと、彼らの音楽に触れたことのない人にとっても、その魅力を存分に味わえる、必見のライブビデオと言えるでしょう。

もう一度検索