Love again (globeのアルバム)

アルバム『Love again』の詳細

『Love again』は、1998年3月31日に発売されたglobeの3枚目のフルアルバムです。本作は、前作「FACES PLACES」から約1年ぶりにリリースされ、デビューアルバム『globe』からちょうど2年目にあたります。特に、当時の日本においては大ヒットを記録したアルバムであり、リスナーからの支持を受けてきました。

このアルバムには、同時にリリースされたシングル『Love again』を含め、シングルがわずか二曲収録されています。アルバムのタイトルは、初めは「edge」とする予定でしたが、小室哲哉が東京でカップルの姿を目にした際、「もう一度ふたりの愛情を確認したい」という感情から『Love again』に変更されました。

アルバムのコンセプト

この作品は、恋愛の各段階をテーマにしています。具体的には、「恋に落ちる瞬間」から「恋にハマる過程」、さらには「その後の恋愛」に至るまでの時間軸を反映しており、リスナーには様々な恋愛の場面を想像させるよう設計されています。マーク・パンサーは、友情や愛情といった様々な『情』が盛り込まれたアルバムだと述べています。

制作プロセス

アルバムの音源は、事前にロサンゼルスで制作されたバックトラックを基にしていますが、実際の本格的なレコーディングは1998年3月1日に小室が日本に帰国してから行われました。全ての音源は、約10日間で録音され、3月25日にマスタリングが終了しました。小室はこのアルバムを通じて、音楽プロデューサーとしての自身の役割を再認識したと語っています。

各楽曲とテーマ

アルバムには多くの興味深い楽曲が収録されています。例えば、オープニングを飾る『before dark』はインストゥルメンタルで、アルバムの序章を象徴しています。一方、シングル『You are the one』は、こねっと名義の楽曲のglobeバージョンとして新たに録音され、聴く人に新鮮さを提供します。

シングルのタイトル曲『Love again』は、その内容と共に視聴者に共感を呼び起こす一曲に仕上がっています。楽曲『Nothing ever makes me happy』では、幸福を求める切実な思いを描いており、アルバム内の深い感情の一面を示しています。

また、恋が終わった直後の心情を歌った『two keys』や、女性の不満を表現した『Watching everything』など、恋愛のさまざまな側面が探求されています。

このように『Love again』は、アルバム全体を通じて「愛情を再確認する」というテーマが貫かれ、リスナーにとって感情移入しやすい作品となっています。音楽的には、マークも音色作りに参加しており、各メンバーの個性が共鳴することによって、アルバムの質が一層高まっています。

結論

『Love again』は、globeの音楽的な進化を象徴する作品であり、恋愛をテーマにした多彩な楽曲が収められています。リスナーに新たな視点や感情を提供する一方で、時代を超えて愛され続ける名盤として記憶されることでしょう。

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