Lunar Maria

小野大輔の6枚目のシングル「Lunar Maria」は、2012年9月26日にLantisから発売されました。このシングルは、前作「DELIGHT」から約1年ぶりのリリースとなり、表題曲「Lunar Maria」はPSP用ソフト『神々の悪戯』のオープニング主題歌として起用されました。

販売形態はCD+DVDで、DVDには表題曲のミュージックビデオが収録されています。ディスクジャケットとPVは西洋的な雰囲気を醸し出しており、楽曲の世界観を視覚的にも表現しています。

「Lunar Maria」は、2012年10月8日付のオリコン週間シングルチャートで9位を獲得しました。初動売上は0.9万枚を記録し、前作から若干減少したものの、小野大輔のシングルとしては「熱烈ANSWER」以来、2作ぶりの週間チャートTOP10入りを果たしました。オリコンデイリーチャートでは、最高位6位を記録しています。

Billboard JAPAN HOT 100では62位、Billboard JAPAN Hot Singles Salesで7位、Billboard Hot Animationで5位を獲得。サウンドスキャンの週間シングルCDソフトTOP20では7位にランクインするなど、各チャートで高い評価を得ています。

HotShotDiscsの武川春奈は、「Lunar Maria」を「妖艶な世界観の中で小野大輔のハンサムボイスが華麗に舞う、大人の色気たっぷりの楽曲」と評しています。楽曲は、スペイン風の弦の音色と日本的な旋律が組み合わさった無国籍なイメージで、小野大輔自身も「お釈迦様の手のひらで泳がされるちっぽけな男のイメージ」と語っています。

作曲を担当した上松範康との打ち合わせでは、小野大輔の携帯の着信音が鳴るというハプニングがありましたが、この出来事がきっかけで、後日スタジオに行った際に新たなメロディが書き加えられるというエピソードも存在します。

カップリング曲の「暁の轍」は、小野大輔自身が作詞を手掛け、藤間仁が作曲・編曲を担当。こちらもPSP用ソフト『神々の悪戯』のエンディング主題歌として使用されました。「Lunar Maria」とは異なる魅力を持つ楽曲で、シングルの音楽的な幅を広げています。

収録曲

1. Lunar Maria
作詞・作曲：上松範康、編曲：菊田大介
PSP用ソフト『神々の悪戯』オープニング主題歌
2. 暁の轍
作詞：小野大輔、作曲・編曲：藤間仁
PSP用ソフト『神々の悪戯』エンディング主題歌
3. Lunar Maria (Instrumental)
4. 暁の轍 (Instrumental)

DVD

* Lunar Maria Music Clip

「Lunar Maria」は、小野大輔の新たな音楽性を開花させた作品として、ファンにとって重要な1枚と言えるでしょう。また、『神々の悪戯』の世界観を彩る楽曲としても、作品の魅力を引き立てています。

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