MÄRΩ

MÄRΩ（メルオメガ）

『MÄRΩ』（メルオメガ）は、星野倖一郎が作画、安西信行が原案を担当した少年漫画作品。『週刊少年サンデー』（小学館）にて、2006年から2007年にかけて連載されました。単行本は全4巻で、小学館の少年サンデーコミックスから刊行されています。

本作は、安西信行の代表作である『MÄR』の世界観を受け継ぎ、その6年後を舞台とした続編です。ただし、安西信行は原案のみを担当し、作画は星野倖一郎が担当しています。話数のカウントは「Ω-」で表され、連載開始前には「メルΩへの道」という特集ページが掲載されました。また、連載終了後には、スマートフォン用コミックアプリ『サンデーうぇぶり』にてリバイバル連載が行われました。

ストーリー

物語の舞台は、前作『MÄR』から6年後のメルヘヴン。世界にはフェイクÄRMが蔓延し、混乱と危機が渦巻いています。そんな中、主人公の少年カイは、ひょんなことから伝説のÄRMであるバッボを見つけます。この出会いをきっかけに、カイはバッボと共に、フェイクÄRMを巡る戦いに巻き込まれていくことになります。

登場人物

カイ一行

カイ
本作の主人公。ギンタに憧れる少年。フェイクÄRMすら使えないが、バッボを持ち上げることができた。バッボの血族。

バッボ
前作から引き続き登場。ウォーゲーム後、池に落ちて眠っていた。フェイクÄRMを根絶するため「オメガシステム」を完成させる。

エリサ
ハーナウに住む少女で、カイの幼馴染。フェイクÄRMの使い手。カイのことが好き。

インガ / インガ・リド・ウンヴェッター
フェイクÄRMの作り手・ウンヴェッターの子孫。カイを認めている。

元「メル」のメンバー

アルヴィス
フェイクÄRM関連の事件を調べている。

ドロシー
カルデアで暮らしている。エリサにÄRMを与え、ナナシを紹介する。

ナナシ
盗賊稼業を休んでおり、カイ達に協力する。

アラン
レスターヴァ城で、スノウらしき人物の護衛をしている。

ジャック
メルヘヴン中の植物を研究している。パノと結婚。

虎水 ギンタ
前作の主人公。メルヘヴンを離れているが、カイの魔力を感じている。

チェスの残党

ポズン
ウォーゲームの審判をしていた。カルデアより歴史が古い種族の一員。

ガリアン
元ナイトクラス。

パノ
元ルーククラス。ジャックと結婚。

ウンヴェッター一味

ウンヴェッター
300年前にフェイクÄRMを作ったカルデア出身者。

アトモス
フェイク使いのリーダー格。

ヤクト
右目にフェイクÄRMを埋め込んでいる少年。

スーツの男
全身を黒いスーツで着込んだ男。マジックストーンを奪い逃走した。

盾の少女
　少女のような外見で、巨大な盾のような姿に変身できる。ウンヴェッターの元へとつながる階段を出した

大柄な男
　 岩を持ち上げるほどの怪力を持つ男。腕を岩のような大きな手に変化できる。

コウモリの青年
　青年のような外見で、腕をコウモリのような羽に変化できる。

その他の人物

クーゲル
ハーナウの町を封じた張本人。アトモスとは幼馴染。

ゲルダ
寡黙な少女。カイに惹かれ、恋人同士になる。

モラスク
元々はゲルダと同じ村に住んでいたが、フェイクÄRM欲しさに村を売った。

ヒューン公爵
海辺の町パラディに住む領主。

キティ
露出度の高い服を着ている女性。

パタータ
小太り気味の老人。ウンヴェッターがメルヘヴンを征服した後、世界中の商業を牛耳るつもりだった。

リオン
ハーナウに住む少年。カイの友達。

ポラリーノ
ポズンの住んでいる村の美女。

人魚
カイ達が乗っている船に現れた人魚。カイとバッボの関係について知っている模様。

ゴマちゃん
人魚が飼っているアザラシ。

単行本情報

1. 2007年1月15日初版発行(2006年12月16日発売) ISBN 978-4-09-120690-9
2. 2007年3月15日初版発行(2007年2月16日発売) ISBN 978-4-09-121067-8
3. 2007年5月23日初版発行(2007年5月18日発売) ISBN 978-4-09-121019-7
4. 2007年8月15日初版発行(2007年8月10日発売) ISBN 978-4-09-121159-0

単行本は全巻電子書籍化されています。

外部リンク

MÄRΩ -サンデーうぇぶり
WEBサンデー MÄRΩ - ウェイバックマシン

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