M-1グランプリ2016

M-1グランプリ2016 概要

『M-1グランプリ2016』は、吉本興業と朝日放送が主催する漫才コンテストの第12回目の大会で、2016年12月4日に決勝戦が行われました。今回の優勝者は「銀シャリ」でした。

開催の概要

今回の大会には、プロ・アマ問わず全体で3503組がエントリーしました。スポンサーにはCygames、ファミリーマート、日清食品が名を連ね、サントリーが新たに加わりました。決勝戦には、準決勝を勝ち上がった8組と敗者復活戦を制した1組の合計9組が進出し、競い合いました。

決勝の参加者

決勝に進出したのは、以下の9組です：
1. 銀シャリ
2. カミナリ
3. スーパーマラドーナ
4. アキナ
5. 相席スタート
6. ハライチ
7. スリムクラブ
8. さらば青春の光
9. 和牛（敗者復活）

審査員はこれまでよりも少ない5名が担当し、中川家・礼二が前回に続いて続投。松本人志が6年ぶり、オール巨人が7年ぶり、上沼恵美子も同様に7年ぶりに復帰し、博多大吉が初めて参加しました。

オープニングでは前回王者トレンディエンジェルの優勝に至るまでの過程を紹介するVTRが流れました。さらに、特別番組『ラジオでウラ実況!?M-1グランプリ2016』がABCラジオで放送されました。

大会の進行

予選から準々決勝まで

大会は8月1日から10月1日まで日本各地で行われ、続く2回戦からは東京と大阪・京都に分かれて進行しました。最終的に準々決勝に進むことができたのは97組で、大阪・京都を通過したのは39組、東京が58組でした。

準決勝

準決勝は11月19日に行われ、29組が参加しました。中でも初めて決勝に進んだコンビがいくつかあり、霜降り明星や相席スタートなどが注目を集めました。ハライチ、銀シャリ、スーパーマラドーナといった有名コンビも健在でした。

敗者復活戦

決勝を直前に控えた12月4日には敗者復活戦が行われ、視聴者の投票によって選ばれた和牛が復活を果たしました。視聴者は3組に投票できる形式で、これにより和牛は決勝に進出します。

決勝戦

ファーストラウンド

決勝戦のファーストラウンドでは、各コンビが持ちネタを披露しました。審査員による点数が競われ、結果として銀シャリが470点でトップ通過した他、和牛は469点で続きました。ファーストラウンドでは多くのコンビが高い評価を受け、特に銀シャリの漫才は観客を楽しませました。

最終決戦

最終決戦では、銀シャリ、和牛、スーパーマラドーナの3組が競い合いました。結果的に銀シャリが勝利を収め、12代目の王者となりました。和牛はその完成度の高い漫才で2位を獲得しました。

記録とエピソード

この大会では、カミナリがグレープカンパニーのコンビとして初めて決勝に進出するなど、注目すべきポイントがいくつもありました。また、スリムクラブが40代同士のコンビとして初めて決勝に進出したことも特筆に値します。

さらに、今回が連続出場記録を更新したハライチの存在も注目です。全体として、非常に盛り上がりを見せた大会となり、多くの笑いと感動がありました。

DVDのリリース

大会の模様は、2017年7月26日に「M-1グランプリ2016 伝説の死闘! 〜魂の最終決戦〜」としてDVDで発売されました。

このように、M-1グランプリ2016はエンターテインメントとしてだけでなく、参加者にとっても特別な意味合いを持つ大会となりました。

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