MAKING THE ROAD

Hi-STANDARD - MAKING THE ROAD

『MAKING THE ROAD』（メイキング・ザ・ロード）は、日本のパンク・ロックバンド、Hi-STANDARD（ハイ・スタンダード）が1999年にリリースしたアルバムであり、彼らの代表作として知られています。本作は、日本国内のみならず海外でも高い評価を受け、100万枚以上のセールスを記録しました。

概要

Hi-STANDARDは、1990年代後半から2000年代初頭にかけて、日本のメロディック・ハードコアシーンを牽引したバンドです。彼らの音楽は、高速でエネルギッシュな演奏、キャッチーなメロディー、そして英語詞を特徴としています。『MAKING THE ROAD』は、彼らの音楽性が最も成熟した形で表現された作品であり、国内外の多くのパンク・ロックファンに影響を与えました。

収録曲

アルバムには、以下の楽曲が収録されています。

1. Turning Back
2. Standing Still
3. Teenagers Are All Assholes
4. Just Rock
5. Dear My Friend
6. Stay Gold
7. No Heroes
8. Glory
9. Please Please Please
10. Green Acres
11. Changes
12. Making The Road Blues
13. Tinkerbell Hates Goatees
14. Lift Me Up Don't Bring Me Down
15. Pentax
16. Nothing
17. Mosh Under The Rainbow
18. Starry Night
19. Brand New Sunset
20. Sexy Girlfriend(シークレットトラック)

これらの楽曲は、Hi-STANDARDのメンバーである難波章浩と横山健が作詞・作曲を手がけたものが中心ですが、アメリカのテレビ番組『農園天国』のテーマ曲のカバー「Green Acres」や、BLACK SABBATHのカバー「Changes」なども収録されています。

参加ミュージシャン

『MAKING THE ROAD』には、Hi-STANDARDのメンバー以外にも、多くのミュージシャンが参加しています。ストリングスアレンジメントは宮川弾、バイオリンは岡村美央、下川美帆、ビオラは栗山幸子、チェロは橋本歩、フルートは西内徹、パーカッションは及川浩志、キーボードは堀江博久が担当しています。また、Scafull Kingの田上修太郎（トランペット）、栗本亮（トロンボーン）、後藤正成（サックス）も参加しています。さらに、ブライアン・バートン・ルイス、ダンカン・レッドモンズ (Snuff)、Chubby、LOW IQ 01 (Super Stupid)、Kazunori Komi (Abnormals)、Yukimitsu Kobayashi (Lo-Lite)、大高ジャッキー (Super Stupid)、Shige Wada (Wrench)、Kazuki Sano (Lo-Lite, Ropes)なども、楽曲に彩りを加えています。

評価と影響

『MAKING THE ROAD』は、日本のパンク・ロックシーンにおいて、非常に重要な作品と位置づけられています。その音楽的な完成度の高さ、エネルギッシュなライブパフォーマンス、そしてDIY精神は、多くのバンドや音楽ファンに影響を与えました。また、本作の成功は、日本のパンク・ロックが海外に進出するきっかけにもなりました。

Hi-STANDARDの『MAKING THE ROAD』は、時代を超えて愛される名盤として、これからも多くの人々に聴き継がれていくことでしょう。

もう一度検索