『
MAPLUS ポータブルナビ3』は、
PlayStation Portable(PSP)向けに開発されたナビゲーション
ソフトウェアで、実際の運転や歩行に対応した多機能を備えています。このソフトは、日本全国の詳細な道路地図(1/25,000)と施設情報を網羅しており、さらに海外の地図データも利用可能です。ユーザーが目的地を設定すれば、最適な経路を音声で案内し、周辺の店舗や施設を地図上に表示することができます。加えて、自分の歩いた経路を記録する機能も搭載されています。
特にユニークなのは、地図上に自由にルートを描ける「お絵かき」機能です。これにより、ユーザーは自分が通りたい道を直感的に定義でき、地図の上に絵を描く感覚で、個別のルートを作成できます。さらに、最新の地図情報や施設データは公式サイトからダウンロードすることができ、常に最新の情報を保つことが可能です。
新機能とシステム
MAPLUSシリーズの新たな技術として「PlaceEngine」が導入され、無線LANを利用して近隣のアクセスポイントから位置情報を取得することができます。これにより、GPSが届かない環境でも現在位置を知ることができ、より安心して利用することができます。
このソフトは、PSPの優れたグラフィック機能を活かし、3D地図への切り替えが可能です。俯瞰した道路地図を360度自由に視点を変えて見ることができ、「MAPLUSビュー」と呼ばれるその機能は、視覚的に位置を把握するのに大いに役立ちます。
ユーザーカスタマイズとコラボレーション
新たに追加された「きせかえ」機能により、ユーザーはソフトの見た目を変更することができ、3Dキャラクターが地図上で動き回る様子を見ることができます。他の人気作品とのコラボレーションも行われ、さまざまなキャラクターが登場する「きせかえパック」が提供されています。これによって、ユーザーは自身の好みに応じたナビゲーション体験を楽しむことができます。
さらに、「声優ナビ」機能も強化され、多彩な声優陣による音声案内が利用可能になりました。この音声は、特に利用シーンに応じたユニークな表示を行う「インフォメーションガイダンス」機能とも連携し、一般的なカーナビとは一味違った体験を提供します。
機能性の進化とトラブル
「俺ナビ」機能も進化し、カスタマイズがより自由に行えるようになりました。また、自分好みのドライブルートや散歩コースを自由に作成できる機能も追加され、ユーザーは目的地に向かう楽しさを体験しながら、便利さも享受できます。
しかし、発売当初は不具合の報告も多く、フリーズや電源が落ちる問題が発生しました。主な原因は、MUSICフォルダ内のMP3ファイルのID3タグ情報にあったとされ、これに対処するため大型のパッチが提供されました。
このように、
MAPLUS ポータブルナビ3は、ナビゲーションソフトとしての基本機能を留めながら、多くの新機能やアップグレードを提供しており、ユーザーはさらに便利で楽しめるナビゲーション体験を得ることができます。