MARUWA LOGISTAR’Z KYOTO

MARUWA LOGISTAR'Z KYOTO（マルワ ロジスターズ キョウト）は、物流事業を展開する関西丸和ロジスティクスが運営するラグビーユニオンチームです。京都府八幡市に活動拠点を置き、現在は関西ラグビーフットボール協会が管轄する地域リーグ、トップウェストの最上位ディビジョンであるトップウェストAに所属しています。

チームの歴史は2016年に始まります。当初は関西丸和ロジスティクスRFC（KML RFC）という名称で創部されました。地域リーグからの出発でしたが、着実にチーム力を向上させ、2018年にはトップウェストCリーグへの参入をかけた重要な試合でJR東海に勝利し、正式にトップウェストの一員となりました。

チーム強化の取り組みとして、練習環境の整備も進められました。2021年3月には、京都大学宇治グラウンド内に「京都大学丸和運輸機関ラグビーフィールド」が完成しました。これは京都大学との連携のもと整備されたグラウンドであり、チームの練習環境の向上に大きく貢献しています。

そして2025年、チーム名称を現在の「MARUWA LOGISTAR’Z KYOTO」へと変更しました。この名称変更には、京都を本拠地として地域に根差し、将来的には日本ラグビーの最高峰リーグである「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE（リーグワン）」への参入を目指すという、チームの強い決意が込められています。

トップウェスト参入以降のリーグ戦における主な成績は以下の通りです。

2018-2019シーズン: トップウェストCリーグに参戦し、6勝1敗の成績で見事優勝を果たしました。その後の入替戦にも勝利し、一つ上のカテゴリーであるトップウェストBへの昇格を決めました。
2019-2020シーズン: トップウェストBでの初めてのシーズン。6勝1敗と昇格初年度ながら素晴らしい成績を収めましたが、惜しくも2位となり、入替戦では敗れたためトップウェストBに残留となりました。
2021-2022シーズン: トップウェストBのレッドカンファレンスに所属。予選リーグを2戦全勝の1位で通過し、順位決定戦に進出しましたが、1・2位決定戦で敗れ、このシーズンも2位という結果でした。
2022-2023シーズン: トップウェストBで圧倒的な強さを発揮し、リーグ戦を6戦全勝で優勝。入替戦にも勝利し、目標としていたトップウェストAへの昇格を達成しました。
2023-2024シーズン: トップウェストAでの最初のシーズン。強豪が集まるカテゴリーで2勝5敗の成績を残し、4位でシーズンを終えました。トップカテゴリーでの位置を確立するための重要な一年でした。
2024-2025シーズン: 引き続きトップウェストAに所属し、4勝3敗の成績で2年連続となる4位となりました。リーグ上位チームとの差を縮めつつ、さらなる高みを目指しています。

MARUWA LOGISTAR’Z KYOTOは、親会社である丸和運輸機関グループの一員です。丸和運輸機関グループには、関東地方のトップイーストリーグに所属するAZ-COM丸和MOMOTARO'Sというもう一つのラグビーチームがあり、グループ全体としてラグビーを通じた活動を積極的に行っています。

京都からリーグワンを目指すという明確な目標を掲げ、トップウェストAでの戦いを続けるMARUWA LOGISTAR’Z KYOTO。地域に根差し、将来のトップリーグ参入という夢に向かって挑戦を続ける彼らの今後の活躍が注目されます。

もう一度検索