MDAX

MDAX（ミッドキャップDAX）について

MDAX（えむだっくす）は、ドイツのフランクフルト証券取引所で取引される中型株の株価指数です。この指数は、同取引所に上場している銘柄の中から、時価総額がDAX（ドイツ株価指数）の次に位置する50の企業を選んで構成されています。MDAXは時価総額加重平均型の株価指数であり、その数値は電子取引システム「クセトラ」を用いて算出されています。管理業務は、ドイツ取引所の子会社であるSTOXXによって行われています。

対象銘柄とその特徴

MDAXには、ドイツ本社の株式公開会社に加え、フランクフルト証券取引所で活発に取引されている欧州企業も含まれます。これにより、ドイツ市場全体を越えた国際的な企業の動向を反映するような構成となっています。また、MDAXには別途、以下のような株価指数も存在します。

• - SDAX: MDAXに次ぐ小型株の70銘柄で構成された指数です。
• - TecDAX: 技術系企業の専門の指数で、以前はMDAXに含まれていませんでしたが、2018年9月24日以降はMDAXに加わるようになりました。これにより、より多様性のある構成となり、技術産業の影響を指数に反映させることが可能となりました。

MDAXの歴史と推移

MDAXの算出は1996年1月19日に開始され、その当初は70銘柄から構成されていました。しかし、2003年3月24日以降は50銘柄に変更され、2018年9月24日からは60銘柄に戻り、2021年9月20日以降は再び50銘柄に戻るという変遷を経てきました。この指数は、1987年12月30日の終値を基準値1,000として計算されています。

1996年から2023年にかけての年末終値の推移を見ると、MDAXは着実に成長を遂げてきたことがわかります。最高値は2021年9月2日、終値36,275.62で、同日の最高値は36,428.86となっています。一方で、最安値は1996年3月13日の終値で2,538.33でした。これにより、MDAXの長期的な成長と、経済の景気変動に対するレジリエンスが示されています。

情報元

MDAXに関する最新情報や詳細は、フランクフルト証券取引所の公式ページやSTOXXのサイトで確認できます。また、Yahoo!などの金融情報サイトでもMDAX関連の情報を提供しています。これらのリソースを利用することで、投資判断に必要な情報を収集することが可能です。

MDAXは、成長性のある企業を幅広く捉えることができるため、投資家にとって貴重な指標となっており、ドイツ経済の健全性を反映する重要な道具となっています。

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