MELODY - from Liverpool

MELODY - from Liverpool

1987年10月21日、日本コロムビアからリリースされた山下久美子のシングル『MELODY - from Liverpool』は、彼女のキャリアにおける重要な一曲です。このシングルは、前作『リリス』から約3か月後に登場し、スタジオアルバムには収録されていない作品です。しかし、1988年に発売されたベストアルバム『three into one』にて初めて収録されました。

このシングルは、EPレコードとMaxiシングルの2つの形式でリリースされました。EPレコードに対して、Maxiシングルも存在し、流通の幅を広げました。さらに、1987年11月21日にはCDVが登場し、1988年2月21日には8cmCDとして再発売されるなど、各フォーマットごとに異なる収録内容が用意されました。

EPレコード盤のB面には「Rock me Baby」が収められています。このトラックは、山下久美子の別アルバム『POP』からのシングルカット作品です。一方、Maxiシングルのカップリングには「Collected Short Stories Of POP」というメドレーが収録されており、こちらも『POP』に収録された楽曲の一部が組み合わされています。

このシングルのもう一つの特徴は、参加したミュージシャンです。ギターとコーラスには布袋寅泰が参加しており、彼の独自のスタイルが楽曲に色を添えています。ベースを担当したのは松井恒松と浅田孟、後者はSheena & Rokketsのメンバーでもあります。オルガンやキーボードはホッピー神山が手掛け、ドラムには山木秀夫が参加しています。さらに、コンピュータプログラミングには松武秀樹と鈴木浩之が協力しており、豊かなサウンドを生み出しています。

音楽的には、今回のシングルは、山下久美子の持つポップなスタイルを体現しており、聴く人々に新しい体験を提供します。この作品はリリース当時の人気だけでなく、今日でも多くのファンに親しまれています。シングルのリリースから数十年が経過した今でも、その魅力は色あせず、新たなリスナーにも愛されています。

『MELODY - from Liverpool』は、その独特の音楽的色彩と山下久美子の魅力を存分に引き出した作品として、名盤の一つに数えられています。ファンには必聴のシングルであり、今後もその影響は音楽シーンに残り続けることでしょう。

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