MIC-A-HOLIC A.I.

MIC-A-HOLIC A.I.

『MIC-A-HOLIC A.I.』は、AIが2005年7月6日にリリースした4枚目のオリジナルアルバムです。全15曲が収録されており、前作『2004 A.I.』から1年という短い期間で発表されました。

アルバムタイトルは直訳すると「マイク中毒」という意味深なものとなっています。音楽に対するAIの情熱が込められているのかもしれません。

概要

本作は、先行シングルとしてリリースされた『Story』の大ヒットに牽引され、AIのアルバムとして過去最高のセールスを記録しました。それまでの記録を大幅に塗り替えるほどの成功を収め、AIの知名度をさらに高めることとなりました。

音楽的な面では、これまでのAIの作品にはなかったラテン音楽の要素を取り入れた楽曲や、ゴスペル音楽への挑戦が見られます。新たなジャンルへの挑戦が、アルバムに多様性をもたらしています。

初回限定盤はスリーブパッケージ仕様となっています。

収録曲について

アルバムには、メッセージ性の強い楽曲が多く収録されています。

If: 明日への問いかけを通じて、今を生きる大切さを訴える楽曲です。
365 feat. DELI: 先行シングルとしてもリリースされた楽曲で、『MIC-A-HOLIC A.I. JAPAN TOUR』ではライブの最後に演奏されました。毎日を諦めずに頑張ることの大切さを歌っています。
Another Day: ゴスペル音楽の要素を取り入れた楽曲で、明日への感謝の気持ちが込められています。
Once In A Lifetime: 一度きりの人生、チャンスを逃さないようにというメッセージが込められた楽曲です。AIがラップを披露している唯一の曲でもあります。bjリーグ・仙台89ERSの2005-06シーズンサポートソングとして起用されました。
QUEEN: 外見ではなく内面が大切であり、誰もがオリジナルな存在であるというメッセージが込められた楽曲です。先行シングル『365 feat. DELI』のカップリングとして収録されています。
just listen -interlude-: 前の曲のメッセージが強いため、クールダウンさせる役割を持つインタールードです。
Party: タイトルの通り、パーティーを盛り上げるための楽曲です。
Sha La La: アルバムの中では数少ないラブソングです。
airport -Interlude-: 次の曲への導入となるインタールードです。空港内アナウンスはAI本人の声ではなく、実の妹の声が使用されています。
California: AIの故郷であるカリフォルニアについて歌った楽曲です。
Summer Breeze: 先行シングル『Crayon Beats』のカップリング曲ですが、アルバムには『Crayon Beats』は収録されず、この曲のみが収録されています。
PASSION: ラテン音楽のテイストを取り入れた情熱的な楽曲です。先行シングル『Story』のカップリング曲で、プロデュースは2 SOULが担当しています。
Sunshine: 「出会い」をテーマにした楽曲で、ミュージックビデオも制作されました。
a poem -interlude-: 『Story』への橋渡しとなるインタールードで、この曲を書いた意味が英語で語られています。
* Story: 先行シングルとしてロングヒットを記録した楽曲です。アルバムの最後に収録されており、徳永英明がカバーに挑戦したが歌いこなせなかったというエピソードがあります。


『MIC-A-HOLIC A.I.』は、AIの新たな挑戦と音楽性の幅広さを示すとともに、彼女のキャリアにおける重要なターニングポイントとなったアルバムと言えるでしょう。

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