MIDNIGHT ROCK CITY

MIDNIGHT ROCK CITY

『MIDNIGHT ROCK CITY』（MRC）は、1990年10月から2001年9月まで、NACK5で放送されていたラジオ番組です。週末の深夜に音楽ファンやアーティストに愛されたこの番組は、多くの著名なミュージシャンがパーソナリティとして参加したことでも知られています。

番組の歴史

この番組は、NACK5の開局と同時にスタートした『MIDNIGHT SPECIAL』の流れを受け継ぎました。放送は当初25:00からのパート1と27:00からのパート2の2部構成でしたが、1994年4月からはパート1のみに変更されることになりました。また、同時に京都府の独立FM局であるα-Stationでも同じ内容が放送されるようになりました。

『MIDNIGHT ROCK CITY』は、音楽を愛するリスナーに向けた内容が特徴であり、特にPART2では多くの新人アーティストが登場し、彼らの成長の場ともなりました。アーティストの中には、時の流れと共に大きな成功を収めたことでも知られるL'Arc〜en〜Cielや吉井和哉も含まれています。

10周年スペシャル

1998年の10月には、番組放送開始からちょうど10年を迎え、この節目を記念したスペシャル番組が1か月間放送されました。リスナーへの感謝の気持ちを込めた内容が多く、懐かしのコーナーやアーティストの思い出話が披露され、ファンを楽しませました。

MIDNIGHT ROCK CITY + R

その後、2012年4月から2014年3月には『MIDNIGHT ROCK CITY + R』として新たに復活しました。この新しい番組名には「Return」「Reborn」「Renewal」「Rebirth」「Revolution」など、さまざまな再生の意味が込められています。この形態では、毎週金曜日深夜に放送され、特別ゲストのアーティストが週替わりで参加しました。また、5時台は松浦千佳がパーソナリティを担当し、番組を引き継ぎました。

パーソナリティ

『MIDNIGHT ROCK CITY』には、非常に多様なパーソナリティが揃っていました。毎週月曜日から金曜日まで放送される中で、様々なアーティストがそれぞれの曜日に登場し、個性的なトークを繰り広げました。例えば、月曜日には松岡英明、火曜日にはKYO、さらには吉井和哉などがパーソナリティを務めていたことも特筆すべき点です。

放送のスタイルとコーナー

『MIDNIGHT ROCK CITY + R』では、通常のコーナーに加え、アーティストパーソナリティが自身のアイデアで生み出したオリジナルコーナーも展開されました。さらに、過去のアーティストが復帰した際には、懐かしいコーナーを復活させることもあり、リスナーに楽しさと感動を提供しました。

特に人気だった「MIDNIGHT ROCK TROUBLE」では、リスナーからの悩み相談にアーティストが真剣に、また時には軽妙に答えるコーナーもありました。また、「ROCK QUESTION」ではアーティストへの質問を募り、幅広いテーマでのコミュニケーションが行われました。

結論

『MIDNIGHT ROCK CITY』は、リスナーとアーティストの架け橋となった注目のラジオ番組です。その活躍は今でも多くのリスナーの記憶に残り、音楽シーンに多大な影響を与えたとされています。今後もこの番組が果たした役割を忘れずに、音楽の楽しさを広めていきたいものです。

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