MIRACLE DIVING
『MIRACLE DIVING』は、日本の人気バンド
JUDY AND MARYの3枚目のオリジナルアルバムで、1996年にリリースされました。このアルバムは、彼らの多彩な音楽性を示す重要な作品であり、ファンから高い評価を得ています。
アルバムのジャケット写真やブックレットは、アメリカの
ラスベガスで撮影されています。華やかな雰囲気が漂うこの場所での撮影は、アルバムのタイトルとも相まって、わくわくするような期待感を与えています。また、この作品には
五十嵐公太が作曲した楽曲が初めて収録されており、新たな音楽的アプローチを感じることができます。
リリース初週には約40万枚を売り上げ、最終的には100万枚に迫るセールスを記録しました。この数字は、
JUDY AND MARYの人気の高さを示すものであり、特に彼らの楽曲は当時の音楽シーンに大きな影響を与えました。アルバムは、CDとMDの2形式で同時にリリースされましたが、日本ではMD版は未発売の状態であり、
香港や
台湾などのアジア諸国では
コンパクトカセット版も存在しました。
収録曲
アルバムには多くの楽曲が収録されており、YUKIが作詞を手掛けたナンバーが多数含まれています。特に注目すべき曲をいくつか紹介しましょう。
1.
Miracle Night Diving (4:56) - 作曲:
TAKUYA
2.
Over Drive (4:18) - 作曲:
TAKUYA(7th
シングル曲)
3.
KYOTO (5:05) - 作詞・作曲:
TAKUYA
- 彼の故郷・京都を幻想的に描いた歌詞は、鴨川の美しさを思わせます。
4.
Little Miss Highway (4:58) - 作曲:
五十嵐公太
5.
あなたは生きている (3:47) - 作曲:恩田快人
6.
ドキドキ (4:14) - 作曲:恩田快人(8th
シングル曲)
7.
ステレオ全開 (3:56) - 作詞:Tack and yukky、作曲:
TAKUYA
- 元サッカー日本代表の柳本啓成がオープニングの掛け声で参加しており、後に9th
シングル「そばかす」のC/W曲としても
シングルカットされました。
8.
Oh! Can Not Angel (4:30) - 作曲:
五十嵐公太
9.
プラチナ (3:27) - 作曲:恩田快人
-
甲本ヒロトと
真島昌利がコーラスで参加しています。
10.
アネモネの恋 (4:13) - 作曲:恩田快人
11.
帰れない2人 (3:55) - 作曲:恩田快人
このアルバムは、リリースから時間が経った今でも多くのファンに親しまれ続けており、特に楽曲のクオリティやバラエティ豊かなスタイルが光ります。また、関連項目として『
JUDY AND MARY 15th Anniversary Tribute Album』があり、ここでは「Over Drive」をmihimaru GTが、「KYOTO」をシギが、「ドキドキ」を
真心ブラザーズがそれぞれカバーしています。
『MIRACLE DIVING』は、
JUDY AND MARYの音楽のひとつの頂点であり、今後も多くの人々の心に残り続ける作品です。