MIZU (アルバム)

ミニアルバム『MIZU』：若きデュオが奏でる、青春の旋律

2020年3月4日、音楽シーンに新たな風を吹き込んだ1枚が誕生しました。それは、デュオ「MIZU」によるデビューミニアルバム『MIZU』です。セーニャ・アンド・カンパニーよりリリースされた本作は、19歳（設定）のジンジンとガンガンという2人の若き才能が織りなす、青春のエネルギーと繊細な感性が詰まった作品となっています。

MIZUは、結成当初から、毎週土曜日の夜に路上ライブを敢行。その様子は、なんとゆずの公式YouTubeチャンネルでアニメーション動画として生配信されました。この斬新な活動が大きな話題を呼び、彼らの存在は瞬く間に広がっていきました。

ミニアルバム『MIZU』には、YouTube Liveで先行配信され、既に多くのリスナーを魅了した「水色」と「サヨナラチャリ」を含む全6曲が収録されています。楽曲タイトルからは、どこか懐かしく、親しみやすい印象を受けますが、そのサウンドは決して古臭くはありません。現代的なアレンジと、若々しい感性が融合した、新鮮な音楽体験を提供してくれるでしょう。

各楽曲は、彼らの青春時代を反映したような、瑞々しく、力強いメロディーが特徴です。聴く者の心にすっと入り込み、忘れかけていた感情を呼び覚ますような、そんな力を持った楽曲が揃っています。

特に注目すべきは、2月14日に先行配信された「水色」です。この曲は、ミニアルバム全体の雰囲気を象徴するような、美しくも切ないメロディーが印象的です。そして、「サヨナラチャリ」は、彼らのライブパフォーマンスの熱量を感じさせる、アップテンポで力強い楽曲となっています。

さらに、『MIZU』には、YouTube Liveで初披露された楽曲も収録されています。「2時」と「ぶる〜」「5日」「成功のなにがし」といった、タイトルからも想像力を掻き立てる楽曲たちは、それぞれ異なる魅力を持ち、アルバム全体に奥行きを与えています。

興味深いのは、本作が、あのゆずのアルバム『YUZUTOWN』と同日リリースだったという点です。人気アーティストと全く同じ日にデビュー作を世に送り出すという、MIZUの度胸と自信を感じさせる出来事でした。

『MIZU』は、単なるデビュー作という枠を超え、音楽シーンに新たな可能性を示唆する作品と言えるでしょう。彼らが今後どのような道を歩んでいくのか、目が離せません。

収録曲

サヨナラチャリ
2時
水色
ぶる〜
5日
成功のなにがし

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