MMJ (アイドルグループ)

MMJ（エム・エム・ジェイ）の歴史と活動

結成と初期の活動

MMJは2010年2月、広島市を中心に活躍するアクターズスクール広島や広島アクターズアカデミー出身の仲間とその友人・知人たち16人によって自主的に結成されました。当初は「MMJ48」という名で、広島銘菓の「もみじ饅頭」にちなんだ愛称が特徴的で、2010年5月のひろしまフラワーフェスティバルでのパフォーマンスが注目を浴び、その後も広島市内の様々なイベントに出演を重ねました。

プロデュースとCDデビュー

2010年7月、地域ミュージシャンであるくらはしけんじのラジオ番組に出演したことをきっかけに、彼によるプロデュースが決定。2010年12月11日には、くらはしの作詞・作曲による楽曲を収めたマキシシングル「恋愛アジェンダ」でCDデビューを果たしました。

名古屋を超えた地域密着型活動

MMJの活動は広島に留まることなく、岡山や島根、山口など近県にも広がりました。メンバーは全員35歳以上の女性であり、職業を持つ社会人で構成されており、本業を優先しつつ活動を行っています。そのため、イベントごとにメンバーの出席状況が異なり、毎回立ち位置やフォーメーションを再構成して練習に臨む特徴があります。

手作り感と地域貢献

オリジナル曲の振り付けはメンバー自身が手がけ、2011年のフラワーフェスティバルからはオリジナルデザインの衣装を使用しています。地域への貢献にも熱心で、青年海外協力隊のイメージキャラクターに選ばれたり、ひろしま菓子博2013のテーマソングのダンスを踊ったりするなど、さまざまな社会活動に参加してきました。

盛況なフラワーフェスティバルの出翼

2010年のフラワーフェスティバル以来、6年連続で同イベントに出演し続け、多くの支持を得てきました。また、NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」のキャンペーンでは広島県代表に選出されるなど、数々の嬉しい経験をします。2014年には、くらはしがプロデューサーを辞任し、メンバーによるセルフプロデュース体制をスタート。

活動の終息

しかし、2017年3月に活動休止（事実上の解散）が発表され、約7年間の活動幕を下ろしました。結成当初から一度もメンバーの脱退や卒業、新規加入がなく、オリジナルメンバー全員が最後まで活動を続けたことは、非常に珍しい事例といえるでしょう。

結論

MMJは、地域に根ざしたアイドルグループとして多くのファンに愛されてきました。その手作り感あふれる活動や地域貢献への取り組みは、広島の文化と絆を深める存在でした。現時点では活動停止中ですが、彼女たちの努力と情熱は今も広島の心に刻まれています。

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