MOGITATE!バナナ大使

『MOGITATE!バナナ大使』

『MOGITATE!バナナ大使』（もぎたて バナナたいし）は、1989年4月7日から1995年10月13日までの間、TBS系列で放送されたバラエティ番組で、花王が一社提供していました。番組は毎週金曜日の23:00から23:30の時間帯に放送され、リスナーにとって楽しいひとときを提供していました。

番組の構成

本番組は、明確な二部構成で展開されました。まずお馴染みのコントと歌のコーナーが前半に設けられ、後半には「お祝いショー」と名付けられたトークコーナーが存在しました。このトークコーナーでは、芸能界の噂話が取り上げられ、出演者たちが話題の人物についてイニシャルで言及する「イニシャルトーク」が定番となり、他の番組でも多く模倣されることになります。また、このミニコーナーが始まるときには『ジョーズ』のテーマのイントロが流れるのも特徴でした。

出演者

主なレギュラー出演者には、山田邦子、髙嶋政伸、笑福亭笑瓶、早坂好恵などが名を連ねており、彼らとともに当時の人気女性アイドルたちがマンスリーアシスタントとして毎回盛り上げていました。初期には清水宏次朗も出演していましたが、彼はすぐに降板しました。また、番組の前説を担当していたのは、テンション（芋洗坂係長と田口浩正によるコンビ）、その後はアリtoキリギリスといったユニットが続けていました。

制作と音楽

番組の制作には、石川眞実や大崎幹がプロデューサーとして名を連ね、演出は週替わりで多くのスタッフが担当していました。音楽面では、北島直樹が関わっており、オープニングテーマには1967年から放送されていたアニメ『冒険ガボテン島』のインストゥルメンタルが使用されていました。これは視聴者にとっても馴染み深い楽曲となっていました。

放送形態の変化

元々は録画番組として製作されていたこの番組ですが、レギュラー陣のスケジュールの関係から中盤以降は原則隔週の生放送に切り替わりました。歌のコーナーだけは事前収録となり、生放送の際にはそのVTRが流される形でセットの入れ替えが行われていました。このように、番組は視聴者の期待に応える工夫を絶えず行っていました。

特別な放送

1990年の元日に特別番組『バナナ大使!決定版』が放送され、90分の枠で多彩なゲストを迎えました。この回には、髙嶋政伸の家族やビジーフォーも出演し、山田とのコミカルなコントが繰り広げられるなど、視聴者に大いに楽しんでもらえる内容となりました。

結論

『MOGITATE!バナナ大使』は、日本のテレビ界において、特に若者に人気を博したバラエティ番組であり、今なお語り継がれる番組であることは間違いありません。この番組が持っていた独自のスタイルやコント、トークの流れは、後のバラエティ番組の形成にも大きな影響を与えました。

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