MOUSE (漫画)

『MOUSE』について

『MOUSE』（マウス）は、原作をあかほりさとる、作画を板場広志が手がけた漫画作品であり、1999年の「ヤングアニマル」誌にて連載がスタートし、2004年まで続きました。全14巻の単行本が刊行され、また2003年には15分枠のテレビアニメ化もされました。

あらすじ

物語の舞台は私立山之上学園。ここに非常勤講師として勤務するのは、無音宙太（むおん そらた）という20歳の青年です。一見、内向的で頼りない印象を与える宙太ですが、実は彼は「マウス」という名の大泥棒。彼は日々、押しかけ奴隷たちを引き連れつつ、芸術的な盗みを実行しています。

登場人物

無音 宙太（むおん そらた）

本作の主人公。無音家の20代目として、泥棒の血を引く彼は、学校では生徒から人気の内気で優しい先生。しかし、裏では大胆な努力を重ね、盗みのスキルを磨いています。酒を飲むと好色な性格が目覚め、押しかけ奴隷のメイドたちに対しても魅力を振りまくことがあります。彼の特異な性格と泥棒としての二面性が作品の魅力の一つでしょう。

桃園 メイ（ももぞの メイ）

宙太の恋人であり、山之上学園の数学教師。この作品の正ヒロインです。クールで知的な彼女は、宙太に仕える数少ない仲間の一人であり、盗みの計画に必要不可欠な存在です。さらに彼女は、料理の腕前が問題視される場面もあり、宙太との関係を面白くしています。

栗林 弥生（くりばやし やよい）

学園の保健医で、おっとりとした性格の美しい女性。弥生は、マウスの手助けとして自ら積極的に手を貸し、時には独自の薬品を作成することもあります。彼女の深いマゾ願望や妄想癖が、物語におけるコミカルな要素を加えています。

柿生 葉月（かきお はづき）

体育教師で、武道に精通した男勝りな女性。彼女の武道の腕前は魅力的であり、宙太の共犯者として影響を与えます。季節の流れに応じた色とりどりな衣装や、さまざまな趣味を持つ彼女のキャラクターが、物語の一味を増しています。

用語

山之上学園

東京都世田谷区に位置する歴史ある学園。生徒数は約3万人に及び、その中に宙太や彼の仲間が所属しています。また、学園はマウスの秘密基地が隠された場所でもあります。

聖保護秘密教会（4S）

組織の一つで、作品中ではワンというキャラクターがその主要な構成員として登場します。この教会がどのように物語に関与してくるかが、興味深い調査や盗みの要素に繋がります。

終わりに

『MOUSE』は、大泥棒とその仲間たちの冒険、そして複雑な人間関係が描かれた作品です。漫画だけでなく、アニメ化もされており、ファンからの支持を受け続けています。物語の中で繰り広げられる盗みの手口や、登場人物の個性的なキャラクターたちのドラマは、読者を引き込み、最後まで目が離せない展開を見せます。

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