MUSIC COASTER と MUSIC COASTER FRIDAY:FM OSAKAを彩ったJ-POPラジオ番組
「MUSIC COASTER(ミュージック・コースター)」は、FM OSAKAで放送されていた、J-POPに特化した人気ラジオ
音楽番組です。本稿では、その姉妹番組として放送された「MUSIC COASTER FRIDAY」についても詳しく解説します。
概要と沿革
2005年4月に深夜枠で放送を開始した「MUSIC COASTER」は、当初、遠藤淳とみゆきのダブルDJでスタートしました。2人ともFM OSAKA初登場でしたが、その個性的なキャラクターとJ-POPにこだわった選曲が、中高生を中心に支持を集め、2007年には同時間帯の
聴取率でトップに躍り出ました。
2006年10月には放送枠を月曜日から金曜日に拡大。月・火曜日はみゆき、水・木曜日は遠藤がそれぞれ担当するスタイルとなりました。金曜日には
珠久美穂子が新たにDJとして加わりました。
2007年10月には夕方ワイド番組へと昇格し、庄司悟が新たにDJとして参加。月曜日から木曜日までは、TOWER RECORDSがスポンサーとなり、タワーレコード梅田
大阪マルビル店内にあるサテライトスタジオ「FM OSAKA TOWER STATION(タワステ)」からの公開生放送を行っていました。タワステは店内の通路に面した大きな窓があり、誰でも自由に番組を見学することができました。ただし、ゲストコーナーなど混雑が予想される場合は、観覧が制限されることもありました。
2009年3月に「MUSIC COASTER FRIDAY」が終了し、同年4月にはTOWER RECORDSがスポンサーを降板。
2009年7月にはタワーステーションからの公開生放送が木曜日のみに縮小され、7月30日をもって完全に終了しました。
2009年10月には、みゆきが番組を卒業。体調不良による欠席を経て、妊娠と産休入りを発表し、番組開始から4年半の歴史に幕を閉じました。その後、水・木曜日のDJとして高見こころが新たに加わり、全曜日が再びダブルDJ体制となりました。
2010年9月、番組はリニューアルされ「MUSIC COASTER ∞(インフィニティ)」として新たなスタートを切りました。
番組グッズ
番組では、リスナープレゼントとしてオリジナル携帯ストラップが制作されました。クイズコーナー「キミプレ」の正解者の中から抽選でプレゼントされるもので、時期によって異なるカラーのペアストラップが用意されていました。その他、
NTTドコモとのダブルネームクリアファイルや、オリジナル缶ペンケース、大阪天満宮とのダブルネーム千社札なども制作されました。
タイムテーブルとコーナー
番組では、J-POPの最新ヒット曲や話題のアーティストをフィーチャーした様々なコーナーが展開されました。
COASTER TRAXXX: 毎週1曲をピックアップし、毎時間オンエアするコーナー。
キュンドキ☆ムービーズ: おすすめの映画情報を紹介するコーナー。
Ticket-Reserve(チケリザ)COASTER: ライブやイベントのチケット情報を紹介するコーナー。
COASTER PARTY by NTTドコモ: ゲストを迎えてのトークコーナー。(
NTTドコモ提供)
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キミプレクイズ: リスナーにプレゼントを贈るクイズコーナー。
MUSIC COASTER FRIDAY
2007年10月から
2009年3月まで金曜日に放送された姉妹番組。DJはみゆきが担当し、基本的にワンマンDJでしたが、遠藤や珠久が出演することもありました。番組では、週間着うたランキングを紹介する「mu-mo チェキチェキ☆ランキング」や、ドラマや俳優について語り合う「テレビについて語り合うコーナー」などのコーナーが展開されました。
2009年3月27日に最終回を迎え、みゆきは涙ながらにリスナーとスタッフへの感謝を伝えました。
社会啓発キャンペーンとの連動
FM OSAKAが展開する社会啓発キャンペーンと連携し、HIV/エイズに関する情報や防災に関する情報を発信するなど、社会貢献にも積極的に取り組んでいました。
「MUSIC COASTER」とその姉妹番組「MUSIC COASTER FRIDAY」は、J-POPファンにとってかけがえのない存在であり、FM OSAKAの歴史に深く刻まれた番組と言えるでしょう。