MagSafeバッテリーパック

MagSafeバッテリーパックの詳細解説

MagSafeバッテリーパックは、Appleが開発・販売していたワイヤレス充電モバイルバッテリーです。iPhone 12シリーズ以降のMagSafeに対応した機種に磁力で吸着し、手軽に充電できるのが特徴です。

製品概要

このバッテリーパックは、iPhoneの背面に磁力で装着するだけで、自動的に充電が開始されます。電源ボタンなどはなく、取り付けるだけで充電が始まる手軽さが魅力です。対応機種は以下の通りです。

iPhone 12 mini / iPhone 13 mini: バッテリー駆動時間を最大70%延長
iPhone 12, iPhone 12 Pro, iPhone 13, iPhone 13 Pro, iPhone 14, iPhone 14 Pro: バッテリー駆動時間を最大60%延長
iPhone 12 Pro Max, iPhone 13 Pro Max, iPhone 14 Plus, iPhone 14 Pro Max: バッテリー駆動時間を最大40%延長

また、MagSafeだけでなく、Qi規格にも対応しているため、AirPodsや一部のAndroidスマートフォンなど、ワイヤレス充電に対応したデバイスも充電可能です。

Appleは、クレジットカードやキーフォブへの磁力干渉はないとしています。また、27W以上の充電器と組み合わせることで、MagSafeバッテリーパック自体の充電も高速化できます。さらに、Lightningケーブルを接続することで、最大15WのMagSafeワイヤレス充電器としても利用可能です。長期間電源に接続した状態でも、バッテリーの劣化を防ぐための充電管理機能が働きます。

同梱物と使い方

製品には、本体と簡単な説明書のみが同梱されています。充電器やケーブルは別売りです。使用前に、20W以上の電源アダプタとLightning - USBケーブルを使って、MagSafeバッテリーパックをフル充電しておくことを推奨します。

充電の手順は以下の通りです。

1. Lightning - USBケーブルのLightning端子をMagSafeバッテリーパックのLightningコネクタに差し込みます。
2. アダプタをコンセントに接続します。
3. バッテリーパックのステータスランプが緑色に点滅するまで待ちます。

充電残量は、接続しているiPhoneで確認できます。バッテリーウィジェットをホーム画面に追加すると、充電状況が常に確認できるようになります。

ホーム画面へのバッテリーウィジェット追加方法

1. ホーム画面でウィジェットを追加したいページを表示し、Appが小刻みに揺れ始めるまで背景を長押しします。
2. 画面上部のウィジェット追加ボタン（+）をタップします。
3. ウィジェットギャラリーが開くので、「バッテリー」を検索またはスクロールして見つけ、タップします。
4. 使いたいサイズのウィジェットが表示されたら、「ウィジェットを追加」をタップし、「完了」をタップします。

歴史

MagSafeバッテリーパックは、2021年7月13日（米国時間）に発表されましたが、2023年9月13日のApple Event開催後、公式販売ページから削除されました。

まとめ

MagSafeバッテリーパックは、手軽にiPhoneのバッテリーを拡張できる便利なアクセサリーでしたが、現在は販売が終了しています。しかし、その特徴や使い方は、今後のバッテリー関連製品を考える上で参考になるでしょう。ワイヤレス充電の利便性を最大限に引き出す製品として、その存在は記憶されるべきです。

外部リンク

MagSafeバッテリーパック - Apple
* MagSafe バッテリーパックの使い方 - Apple

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