Magic number (KICK THE CAN CREWのアルバム)

KICK THE CAN CREWの3枚目、メジャーとしては2枚目のアルバム『magic number』は、彼らの音楽性をさらに進化させた作品として、多くのファンを魅了しました。

概要

初回プレス盤はスリーブケース仕様で、開運おみくじが封入されるというユニークな特典付きでした。アルバムには全15曲が収録され、CASSETTE VISION（INNOSENCE、CUEZERO、DJ TATSUTA）が参加しています。

オリコンウィークリーチャートでは初登場3位、翌週には2位を記録し、約50万枚のセールスを達成しました。2003年3月から5月にかけて行われた全国20ヶ所でのホールツアー「TOUR 2003 magic number」は、全公演が即日ソールドアウトとなり、チケットは入手困難なプレミアチケットとなりました。

また、このアルバムは、世界的な評価を受けるに値するアルバムを表彰する「International Album of the Year」の第一回目に、フランス、カナダ、イギリス、キューバのアーティストの作品と共に選ばれました。録音・ミキシングは東京U家族のTETSUYA SUGIMOTOが担当しています。

収録曲について

収録曲は以下の通りです（作詞・作曲は特記がない限りMCU・LITTLE・KREVA）。

RE-FRESH
地球ブルース〜337〜（9thシングル）
ストレス（作詞・作曲：MCU・LITTLE・KREVA・DJ TATSUTA、DJ TATSUTAプロデュース）
当初、MCUがDJ TATSUTAに伝えたテーマは「欲望」でしたが、制作中に「ストレス」をテーマにした曲へと変化していったというエピソードがあります。
mama said 〜ハタラキッパ〜
アンバランス（8thシングル）
ナニカ
KREVAの友人である小林賢太郎が所属するラーメンズのコント「無用途人間」からインスピレーションを受けて制作されました。曲の冒頭には、実際にコントの音声がサンプリングされています。
小林賢太郎は、アルバム発売から16年後、KREVAのソロ作品「AFTERMIXTAPE」に収録された「それとこれとは話がべつ!」で客演として参加しています。
movingman
「引っ越し」をテーマにした楽曲です。
DJDJ [for RADIO]（9thシングル）
CAN-CAN（作詞・作曲：MCU・LITTLE・KREVA・DJ TATSUTA、DJ TATSUTAプロデュース）
TORIIIIIICO! feat. CASSETTE VISION（作詞・作曲：MCU・LITTLE・KREVA・CHANNEL・SOHJIN・CUE ZERO、10thシングル）
E.L.E.M.E.N.T.S
LITTLEによれば、この曲は所属事務所の社長へのプレゼントであり、広い意味では働く父親たちへの応援歌でもあるとのことです。
LONELY ONE
LITTLEは雑誌のインタビューで、「スーパーオリジナルの続編的な曲」と語っています。
sayonara sayonara (Album Edit) feat. CUEZERO（作詞・作曲：MCU・LITTLE・KREVA・CUE ZERO、7thシングルの別バージョン）
magic number

参加ミュージシャン

DJ TATSUTA （produced on #4, #10）
YOSHIRO KANAMORI （bass played on #6, #12, #15）

スクラッチ

KREVA（#1, #2, #7）
DJ TATSUYA（#4）
* DJ SHUHO & DJ TATSUYA（#11）

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