MagusTale 〜世界樹と恋する魔法使い〜

MagusTaleシリーズ作品概要

『MagusTale 〜世界樹と恋する魔法使い〜』（以下、『マギウステイル』）は、Whirlpoolが2007年11月30日に発売した18禁恋愛アドベンチャーゲームです。略称は『マギステ』。同社の前作『いな☆こい! 〜お稲荷さまとモテモテのたたり〜』と同じ世界観を共有しており、魔法を題材にした物語が展開されます。

2008年6月13日にはファンディスク『MagusTale Infinity』（マギステ インフィニティ）が、2009年12月24日には、ファンディスクのエピソードを収録したPSP移植版『MagusTale Eternity 〜世界樹と恋する魔法使い〜』（マギステ エタニティ）が発売されました。さらに2010年7月30日には、本編とファンディスクをセットにした『MagusTale W-Pack』もリリースされています。

ゲーム内容

主人公の天ヶ瀬大樹は、失踪した父親の消息を義妹の小雪に伝えようと、フォーティア魔法学園がある島へ向かいます。しかし、そこで魔法使いであるボガードに襲われ、記憶喪失の少女アリシアと出会うことから物語が始まります。

大樹は、魔法の素質を持たないにも関わらず、学園長エルダの計らいでフォーティア魔法学園に入学。魔法使いの少女たちと交流を深めながら、島の謎や自身の運命と向き合っていくことになります。

攻略対象となるヒロインは6人おり、それぞれに複数のエンディングが用意されています。特にアリシアには、他のヒロインのエンディングを全てクリアすることでトゥルーエンドを見ることが可能という、Whirlpool作品初となるシステムが採用されています。

登場人物

魅力的なキャラクターたちが多数登場します。主人公である天ヶ瀬大樹をはじめ、魔法の腕前がずば抜けているアリシア、学園長の娘でプライドの高いセーラ、大樹の義妹で明るく素直な小雪、大樹のクラスメイトであるエマやアルベルトなど、個性豊かなキャラクターたちが物語を彩ります。さらに、フォーティア魔法学園の先生であるボガードやミレーヌも重要な役割を果たします。

各キャラクターには、それぞれ独自のテーマ曲と、ラピス発現時の姿が設定されています。ラピスとは、世界樹の実から変化した魔力を秘めた石で、魔法の力と深く関わっています。

世界観とシステム

ゲームの舞台となるのは、異世界から転移してきた魔法の島です。島の中央には、魔法の源である巨大な世界樹がそびえ立っています。世界樹は、定期的に魔法の力を高める「魔法時間」を生み出します。

魔法は、世界樹の魔力を利用して行使されます。ラピスは魔法の力を高めるためのアイテムであり、各キャラクターはそれぞれ異なるタイプのラピスを所有し、それが発現することで魔法の能力が変化します。

関連作品

『マギウステイル』シリーズは、本編以外にも、ドラマCD、サウンドトラック、ビジュアルファンブック、小説など、様々な関連商品が発売されています。これらを通して、ゲーム本編では語られなかったキャラクターたちの物語や、世界観の深堀りが楽しめます。

まとめ

『マギウステイル』は、魅力的なキャラクター、独自の魔法システム、そして重厚なストーリーが融合した、高い完成度を誇る恋愛アドベンチャーゲームです。ファンディスクやPSP版など、シリーズ全体を通して、多くのプレイヤーを魅了し続けています。魔法と恋の物語に興味のある方は、ぜひプレイしてみてください。

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