Man Here Plays Mean Piano

『Man Here Plays Mean Piano』は、SUEMITSU & THE SUEMITHがRhythm REPUBLICから2005年2月23日にリリースしたインディーズデビューアルバムであり、後にキューンレコードからメジャーデビューアルバムとして再発された作品です。メジャー盤は『Man Here Plays Mean Piano - A New Edition 4 Sony Music』とタイトルを改め、2006年4月19日にリリースされ、新録のボーナストラック4曲が追加収録されました。

インディーズ盤とメジャー盤の違い

どちらのアルバムも初回プレス盤はスリーブケース仕様となっていますが、インディーズ盤とメジャー盤ではいくつかの相違点があります。主な違いとして、配色（インディーズ盤は白、メジャー盤は黒）、ブックレット内の写真、ブックレットの文字デザインなどが挙げられます。

メジャー盤の再発に伴い、インディーズ盤は廃盤となり、現在では入手が非常に困難な状況です。メジャー盤は再発盤という扱いのため、公式には1stアルバムとはされておらず、あくまで「リ・イシュー・アルバム」とされています。SUEMITSU & THE SUEMITHのメジャー1stアルバムは、次作の『The Piano It's Me』とクレジットされています。

ソニー・ミュージックエンタテインメント所属のアーティストで、インディーズアルバムの再発でメジャーデビューしたのは、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの『崩壊アンプリファー』以来であり、SUEMITSU & THE SUEMITHのデビューから1ヵ月後には、ジンがミニアルバム『言錆の樹』で同様のスタイルでメジャーデビューを果たしています。

プロモーションビデオ

インディーズ時代に制作された「Irony」のプロモーションビデオは、上田女子短期大学の講堂を借りて撮影されました。メジャーデビューアルバムの発売にあたり、同曲の日本語バージョンである「Irony ("Bittersweet Irony" Japanese Version)」のプロモーションビデオも制作されています。

収録曲

1. "SUEMITSU" Here Plays Mean Piano
2. Irony
3. Arabesque
4. Skyscrape
5. Basketball Game Crush
6. The Desperado
7. Mini Cooper
8. Etude
9. (I'm In) Mad Cherry Red
10. Chelsea
11. Bonus Track
12. "SUEMITSU"'z Other Works
13. Part Of Your World (006 New Recording from "Mosh Pit on Disney")
14. Don't You Worry 'Bout A Thing (from "Rock Motown")
15. "SUEMITSU" Sings in Japanese
16. Irony ("Bittersweet Irony" Japanese Version)

タイアップ

Arabesque ("Melody Played by Pianist" Japanese Version)：NHK-FM『ミュージック・スクエア』2006年4・5月オープニングテーマ
* Irony ("Bittersweet Irony" Japanese Version)：テレビ東京系『JAPAN COUNTDOWN』2006年4月度オープニングテーマ

『Man Here Plays Mean Piano』は、SUEMITSU & THE SUEMITHの音楽的なルーツと、メジャーデビューへの足がかりとなった重要な作品と言えるでしょう。

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