Medical e-hon

Digital e-hon（デジタル イーホン）は、株式会社トーハンが運営する電子書籍配信サービスです。その前身は、医療従事者向けに専門書を配信していたMedical e-hon（メディカル イーホン）です。このサービスは、出版取次会社が電子書籍の販売を行うという、当時としては画期的な取り組みでした。

Medical e-honの誕生と展開

Medical e-honは、2009年3月にサービスを開始しました。医師、看護師、コメディカルといった医療従事者を主な対象として、医学、看護学、薬学などの専門書籍や雑誌を電子書籍として提供しました。特徴的だったのは、従来の書籍単位ではなく、記事や論文単位での分割販売に対応していた点です。これにより、利用者は必要な情報のみをピンポイントで購入することができ、効率的な情報収集をサポートしました。これは、出版取次業が電子書籍を販売する初の試みであり、業界内でも大きな注目を集めました。

Digital e-honへの進化

2012年2月、Medical e-honは大幅なリニューアルを行い、Digital e-honとして生まれ変わりました。このリニューアルの最大のポイントは、取り扱いジャンルの拡大です。医療分野に特化していた従来のサービスから、一般の書籍や雑誌へと対象範囲を広げ、より多くのユーザーが利用できる電子書籍配信サイトへと進化しました。これにより、ビジネス書や小説、漫画など、幅広いジャンルの電子書籍がDigital e-honで手軽に購入できるようになりました。

Digital e-honの歴史

2009年3月：トーハンが運営するオンライン書店「e-hon」の関連サイトとしてMedical e-honがオープン。
2010年7月：特定非営利活動法人 医学中央雑誌刊行会が提供する「医中誌パーソナルWeb」の申し込み受付を開始。これにより、医学論文データベースとの連携が強化された。
2012年2月：Medical e-honが一般書籍・雑誌を扱うDigital e-honとしてリニューアルオープン。

関連情報

Digital e-honは、電子書籍市場の発展とともに、そのサービス内容を拡充してきました。電子書籍は、場所を選ばずに読書を楽しめるだけでなく、紙媒体に比べて検索性や携帯性に優れている点が特徴です。Digital e-honは、多様な電子書籍を提供することで、読者のニーズに応え続けています。

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