Melty tale storage

Melty tale storage (茅原実里)

「Melty tale storage」は、声優・歌手として活躍する茅原実里の3枚目のシングルであり、2008年3月26日にLantisから発売されました。

概要

前作「君がくれたあの日」から約9ヶ月ぶりのリリースとなった本作は、茅原実里にとって2008年最初のシングルです。公式サイトでは、本作は彼女の新たな一歩と位置づけられており、楽曲については「物語」をテーマに描かれた壮大な「想い」と「愛の伝説」が表現されていると紹介されています。茅原自身もブログで、自身を物語の語り手であり主人公であると表現していました。

表題曲「Melty tale storage」では、幾重にも重なるコーラスが印象的で、その制作には7時間もの時間が費やされました。また、カップリングには「Echo of Melty tale storage[red strings ver.]」が収録されており、これは楽曲の一部をアレンジし、コーラスをより強調したバージョンとなっています。

「Melty tale storage」は、テレビ埼玉系列の情報番組『アニたま』の2008年4月度のエンディングテーマとして使用され、自身初のテレビ番組タイアップとなりました。

ランティスの公式サイト内特集ページでは、ミュージックビデオをワンコーラス視聴することができ、GyaO!ではフルコーラスバージョンが期間限定で配信されました。

タイトルの「Melty tale storage」には、「オルゴール」や「時計」、「地球」など、様々な意味が込められています。「Melty」は、「Melt」を抽象名詞化した造語です。カップリング曲の初回限定盤はスリープパッケージ仕様で、PVは後に発売された『Message 02』に収録されました。

収録曲

1. Melty tale storage
作詞：畑亜貴、作曲・編曲：菊田大介
架空の物語を想定して制作された楽曲で、運命的に報われることのない恋の歌。決して会えない人への辛い思いを断ち切れず、苦しみ続ける女性の魂の叫びが描かれています。茅原実里は、語り手と主人公という2つの側面を持ってレコーディングに臨みました。
2008年最初のシングルとして、これまでとは違った新しい茅原実里を見せるというテーマが込められており、前年の楽曲とは異なる雰囲気に仕上がっています。茅原自身は、2番の途中から入る弦楽器のソロが美しく、悲しくて涙が出ると語っています。また、楽曲にある異国情緒が新鮮であり、新たなアプローチができたのではないかと語っています。
これまでの楽曲に比べてテンポが遅く感じられたため、聴かせる歌にすることを目標にレコーディングに時間をかけ、コーラスを幾重にも重ねたり、サビの部分を丁寧に収録しました。完成した楽曲を聴いて、自身でも不思議な感覚になったと語っており、聴くたびに印象が変化し、心が洗われるような穏やかな気持ちになったそうです。

2. Sandglass〜記憶の粒子
作詞：こだまさおり、作曲：俊龍、編曲：中西亮輔
「せつなさ」をテーマにした楽曲で、恋への臆病さを描いた物語となっています。

3. Echo of Melty tale storage[red strings ver.]
作詞：畑亜貴、作曲・編曲：菊田大介
「Melty tale storage」の別バージョン。

4. Melty tale storage (off vocal)

5. Sandglass〜記憶の粒子(off vocal)

収録作品

CD
DVD、Blu-ray Disc

クレジット

参加ミュージシャン

外部リンク

* ランティスによる紹介ページ

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