Microsoftはがきスタジオ

Microsoft はがきスタジオの歴史と特徴

概要

「Microsoft はがきスタジオ」は、日本マイクロソフトが開発し主に日本市場向けに販売されていたはがき作成ソフトウェアです。本ソフトは1997年10月に初版が発売されて以来、年賀状や寒中見舞いなどの作成に利用されましたが、2007年には販売を終了し、2010年にはサポートも打ち切られました。

特徴

本ソフトは日本独自に企画されたものであり、マイクロソフトのグローバルなはがき作成ソフトとは異なる、特にデザイン作成に特化したユーザーインターフェイスを採用しています。これはMicrosoft Wordを基盤にしており、オートシェイプやWord Artなどの機能が統合されています。また、独自のファイル形式を使用しており、住所録ファイルは「.hsa」、デザインファイルは「.hsd」という拡張子が与えられています。

バージョン履歴

Microsoft はがきスタジオ(1997年-2000年)

1. 1997年10月24日 - 初版が発売され、Microsoft Family Package 97に同梱されました。
2. 1998年5月28日 - バージョン1.5として「はがきスタジオ 98 夏」がリリースされ、無償アップグレードが提供されました。
3. 1999年10月15日 - 「Microsoft はがきスタジオ 2000」が発売され、Microsoft Works Suiteにも同梱されました。
4. 2000年9月22日 - 「Microsoft はがきスタジオ 2001」が登場し、Family Package 2001にも収録されました。

Microsoft はがきスタジオ Version 2002(2001年)

• - 2001年10月19日に発売され、CD-ROM版とDVD-ROM版が用意されていました。サポートは2004年12月に終了しました。

Microsoft はがきスタジオ Version 2003(2002年)

• - 2002年9月27日にラインアップを変更し、通常版やデラックス版が発売されました。サポートは2005年12月に終了しました。

Microsoft はがきスタジオ Version 2004-2007

• - 2003年から2006年にかけて新たなバージョンとして「Microsoft はがきスタジオ Version 2004」(2003年9月26日)、Version 2005、Version 2006、そして最終的にVersion 2007が順次登場し、それぞれ特有のラインアップが用意されました。すべてのバージョンには最終的にサポート期限が設けられ、2007年においてはサポートが終了しました。

結論

「Microsoft はがきスタジオ」は、特に年賀状作成を目的とした日本市場に特化したソフトウェアとして多くのユーザーに愛されました。独自のデザインツールやユーザーインターフェイスは、使いやすさを追求し続け、時代に合わせて進化してきたのも特徴です。残念ながら、そのサポートは終了していますが、日本のはがき文化に寄与したソフトウェアとしての記憶は今も色あせません。

もう一度検索