Midnight Swing

アルバム『Midnight Swing』について

本田美奈子の5枚目のオリジナル・アルバム『Midnight Swing』は、1987年12月16日に東芝EMIからリリースされました。このアルバムは、彼女の音楽スタイルの多様性を示す重要な作品となっています。全体を通じて、ポップ、ジャズ、アニメソングなど、様々なジャンルが融合しており、多くのリスナーに愛される要素が詰まっています。

収録楽曲の概要

このアルバムには、すでにシングルとしてリリースされた楽曲が含まれています。「孤独なハリケーン」「今夜はビートに乗れない」「悲しみSWING」という特徴的な3曲は、アルバムの中でも特に印象深い作品です。これらの楽曲は、彼女のボーカルスタイルと楽曲の魅力を最大限に引き出しています。

全14曲にわたるこのアルバムの作詞は小林和子、作曲は西木栄二によって手掛けられており、編曲は大村憲司が担当しています。アルバムの中での大村のギターや編曲は、特に注目に値します。

各楽曲の特徴

以下は収録楽曲のリストとその特徴についての簡単な説明です。

• - ONE SHOT [4:14]: 映画『パッセンジャー』の挿入歌として使われ、作品の雰囲気にマッチした感情的なバラードです。
• - DO YOU REMEMBER ? [4:41]: アニメ『マドンナ 炎のティーチャー』の主題歌で、躍動感あふれるメロディが印象的です。
• - 夢見心地 [3:06]: より柔らかいトーンで、夢のような気分を演出した楽曲です。
• - ABOUT〜ADULT [4:49]: 大人の恋愛をテーマにした、しっとりとしたバラードで聴き手を惹きつけます。
• - はじめて言うけど… [5:21]: 恋愛の初々しさを表現した楽曲で、多くの共感を呼ぶ内容です。
• - 悲しみSWING [3:25]: 切なさが漂う、洗練されたラブソングです。
• - 今夜はビートに乗れない [3:38]: シンセサイザーが効いたダンスチューンで、夜の雰囲気を感じさせます。
• - DESTINY [5:19]: 運命的な出会いをテーマにしたエモーショナルなバラード。
• - 孤独なハリケーン [4:48]: 彼女の代表曲の一つで、感情的なボーカルが際立ちます。映画『パッセンジャー』の主題歌としても使用されています。
• - EYE言葉はLONELY [4:17]: 敏感な歌詞が心に響く、印象深いバラードです。

参加アーティスト

このアルバムには多くの才能あるアーティストが参加しています。ドラムにはBernard Davis、青山純、石坪信也、ギターは大村憲司が担当し、ベースでは小原礼とグラミー賞受賞アーティストのBobby Watsonが参加しています。そして、小林武史がキーボードとピアノを手掛けています。また、パーカッションには浜口茂外也、サックスは中村哲、トランペットは兼崎順一が参加し、トロンボーンには早川隆章が参加しています。コーラスには本田美奈子本人とRove Birdが表現豊かに彩っています。

このように、『Midnight Swing』は多彩な音楽要素と才能あるアーティストとのコラボレーションによって、豊かな音楽体験を提供しています。本田美奈子の魅力を余すことなく楽しむことができるアルバムです。

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