Minori Chihara Live 2010 "SUMMER CAMP 2"について
『Minori Chihara Live 2010 "SUMMER CAMP 2"』は、
2010年8月7日、8日に開催された
茅原実里さんの野外ライブ、そしてその模様を収録した映像作品です。2011年2月23日にGloryHeavenから
DVDと
Blu-ray Discが発売されました。
概要
前作『Minori Chihara Live Tour 2010 〜Sing All Love〜』から約3ヶ月ぶりの映像作品リリースとなりました。
DVDと
Blu-ray Discの2種類がリリースされ、それぞれのジャケットには半被姿と浴衣姿の茅原さんが写っています。
2010年8月7日、8日に開催されたライブ「SUMMER CAMP 2」の2日間の模様が凝縮して収録されています。ライブ本編に加え、ライブ密着のメイキング映像も収録。
Blu-ray Disc版には、音声仕様として5.1chサラウンドが採用され、茅原さん本人とプロデューサーの
斎藤滋さん、マネージャーの瀬野大介さんによるオーディオコメンタリーも収録されています。
3枚目のオリジナルアルバム『Sing All Love』に同梱された
DVD、
Blu-ray Discには、
2009年に行われた1回目の野外ライブ『Minori Chihara Live 2009 "SUMMER CAMP"』の模様が収録されました。しかし、歌手活動前のアルバム『HEROINE』収録曲や、
キャラクターソング、
B'zやプリンセスプリンセスのカバー曲など、実際にライブ会場で歌われた楽曲の一部は、収録時間の都合上、全カットとなりました。今回のライブでも、
キャラクターソングやカバー曲が披露されましたが、前作とは異なり、いくつかの楽曲は収録されています。
また、このライブをイメージして制作された9枚目の
シングル「
Freedom Dreamer」に収録されている楽曲も、このライブで初披露されました。カップリング曲の「Best mark smile」は、2作目のオリジナルアルバム『Parade』に収録された「Lush march!!」に続くフラッグ曲として、新たに振付が考案されました。ライブ会場限定で発売された
シングル「一等星」に収録されている「一等星」、「SUMMER CARNIVAL 〜みのりんサンバ〜」も映像として収録。「SUMMER CARNIVAL 〜みのりんサンバ〜」では、茅原さんとバンドメンバー、スタッフ全員で振付を踊ったそうです。
セットリストについて
過去のライブでは、天候に恵まれないこともありましたが、今回は客席から
富士山を眺めることができるほどの快晴となりました。ライブのコンセプトは前回同様「祭り」であり、茅原さんが歌いたい楽曲を自由に決められるスペシャルコーナーが設けられました。
1日目には、歌手活動再開前のオリジナルアルバム『HEROINE』に収録された「マリオネット」が選曲され、今の茅原さんのブレイクに繋がるきっかけとなった曲であることを振り返りました。また、
テレビアニメ『
がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』の挿入歌として使用された「桜舞うこの約束の地で」も披露。この曲はバンド曲であるため、「茅原バンド」で一度歌ってみたかったそうです。さらに、茅原さんが大ファンである
B'zの楽曲「ultra soul」も披露。ファンと一緒に盛り上がれる曲として選曲し、サビ部分では観客との掛け合いで会場を一体にしました。
2作目の旗曲である「Best mark smile」では、「Lush march!!」よりも複雑な振り付けに挑戦。茅原さんは、ファンの旗振りに刺激を受け、より一層パフォーマンスに熱が入ったそうです。「Voyager train」では、茅原さんが客席内の通路に登場し、観客との距離を縮めました。
アンコールでは、ライブ会場限定
シングル「一等星」から「一等星」と「SUMMER CARNIVAL 〜みのりんサンバ〜」を披露。ダブルアンコールでは浴衣姿で登場し、「夏色華日」を歌い上げました。ラストは花火が打ち上げられ、ライブは幕を閉じました。
茅原さんは、「サマーキャンプは毎年やりたい」と語り、来年以降の開催にも意欲を見せています。
会場限定CD
ライブ会場限定
シングルとして発売された「一等星」は、茅原さんが路上ライブを行っていた時に作詞・作曲を手掛けた楽曲です。
2008年と
2010年のラジオ公開録音で披露された楽曲に、
須藤賢一さんによる編曲が加えられています。カップリング曲の「SUMMER CARNIVAL 〜みのりんサンバ〜」は、このライブのために制作された楽曲で、サンバの振り付けも存在します。
現在、「一等星」はライブ会場での販売の他、
横浜BLITZでの上映会でのみ販売されています。
このライブは、
茅原実里さんの音楽活動における重要なターニングポイントであり、彼女の情熱とファンへの感謝の気持ちが込められた作品と言えるでしょう。