MusiQ

アルバム『musiQ』の概要

和風のアートとポップなサウンドで知られるORANGE RANGE|ORANGE_RANGEの2枚目オリジナルアルバム『musiQ』は、2004年12月にSony Music Records（gr8! Records）からリリースされました。このアルバムはリリースから間もなくしてオリコンの年間アルバムチャートで1位に輝くなど、その人気を証明しました。また、ダブルミリオンを達成し、ORANGE RANGE|ORANGE_RANGEにとって最高の売上を記録しました。この功績は、2001年以降にデビューしたアーティストの中で、シングルとアルバムを通じて初めての大台に達したことでもあり、多くの支持を背負った作品です。

アルバムの特徴と受賞歴

『musiQ』は、全ての収録シングルがオリコンで1位を獲得するなど、楽曲のクオリティが際立っています。また、本作は第19回日本ゴールドディスク大賞のロック＆ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤーにも選ばれました。さらに、MTV Video Music Awards Japan 2005ではBest Album of the Yearの栄誉を受賞しました。これらの受賞歴は、音楽業界におけるORANGE RANGE|ORANGE_RANGEの地位を確固たるものにしました。

アルバムタイトルの由来

アルバムのタイトル『musiQ』は、メンバーのHIROKIが「音楽だったら当たり障りないな」と思いついたことから決定しました。このシンプルかつ親しみやすい名称は、アルバム全体の印象を強める要素ともなっています。

収録楽曲とその背景

『musiQ』には数多くの楽曲が収められています。以下はその一部です。

• - KA･RI･SU･MA: インスト曲で、短いながらも印象に残る楽曲。メンバーのYAMATOが「沖縄」と叫ぶ声を加工して使用し、47秒という短さはアルバム内で最もコンパクトです。
• - チェスト: 7thシングルとしてもリリースされ、ファンに広く知られています。
• - 以心電信: アルバム曲でありながら、映画『チェケラッチョ!!』の挿入歌としても使用されるなど、その知名度は高いです。
• - HUB☆STAR: メンバーの所属する野球チームにちなんだ楽曲で、アルバムのタイトル候補にも上がるほどの人気を誇ります。
• - 男子ing session: 作品の最後に無音部分で流れるノイズが特徴的で、アルバムの独自性を演出しています。

参加ミュージシャン

『musiQ』では、多くの参加ミュージシャンをフィーチャーしています。メンバー自身が演奏する楽器に加え、ストリングスやホーンセクションなど、様々な楽器が曲に華を添えています。特に、弦一徹やクラッシャー木村など、実力派のストリングス奏者が参加している点も見逃せません。

まとめ

アルバム『musiQ』は、ORANGE RANGE|ORANGE_RANGEが音楽シーンにおいて確固たる地位を得るための基盤となった作品です。その多彩な楽曲や参加ミュージシャン、受賞歴は、今なお多くのファンに愛されています。音楽の力を再認識させてくれるこのアルバムは、ロックバンドとしての彼らの魅力を余すことなく伝える素晴らしい作品だと言えるでしょう。

もう一度検索