My back tracks

my back tracks (マイ・バック・トラックス) - the★tambourines ベストアルバム

「my back tracks」は、the★tambourines が2009年にリリースしたベスト・アルバムです。ファン投票によって選ばれた17曲を中心に構成され、その間に新曲2曲が挟み込まれる形で収録されています。このアルバムは、彼女たちの音楽活動の集大成とも言える内容であり、the★tambourines の魅力を余すところなく伝えています。

アルバムの特徴

このアルバムの最大の特徴は、ファン投票によって選ばれた楽曲が収録されている点です。これは、the★tambourines がファンを大切にし、共に歩んできた証と言えるでしょう。また、新曲「rainbow」はプロモーションビデオが制作され、そのメイキング映像を含む約60分のDVDも付属しています。これにより、楽曲の世界観をより深く理解することができます。

プロモーション活動においては、独立UHF局を除く地上波や、一部雑誌での露出を避けるという独自のスタンスを取りました。これは、彼女たちの音楽が特定のメディアに依存せず、口コミやライブパフォーマンスを通じて広まっていくことを重視したためと考えられます。

アルバム発売後の2009年6月28日には、hillsパン工場でワンマンライブを開催し、その後、the★tambourines は活動を休止しました。このアルバムは、活動休止前の最後の作品として、ファンにとって特別な意味を持つものとなっています。

批評

CDジャーナルは、このアルバムについて「ギター・ポップをベースにしたような爽快なナンバーが醍醐味だが、アレンジを工夫して曲ごとに巧みに表情を変えているのがなんともウマイ」と評しています。この評価は、the★tambourines の音楽的な多様性と、それを支える高いアレンジ技術を見事に捉えています。

収録曲について

収録曲は以下の通りです。

1. rainbow
2. easy game
3. stay young
4. 小春日和
5. afresh wish
6. everything is nothing
7. home again
8. あわゆき
9. anyway
10. never ever
11. don't stop music
12. セカイのつづき
13. Go Go トラベラー
14. 砂漠のつぼみ
15. story
16. SWITCH
17. ヘッドフォン
18. reason
19. 不確かなシアワセ

これらの楽曲は、ギターポップを基調としながらも、様々なジャンルの要素を取り入れたバラエティ豊かな構成となっています。松永安未の作詞による歌詞は、日常の風景や感情を繊細に描き出し、聴く人の心に深く響きます。

参加ミュージシャン

アルバムには、以下のミュージシャンが参加しています。

大賀好修 - ギター
徳永暁人（doa） - ギター
三好誠 - ギター
宇徳敬子 - コーラス
大野愛果 - コーラス
ふるかわ魔法 - コーラス

これらのミュージシャンの参加は、アルバムのクオリティをさらに高めることに貢献しています。

まとめ

「my back tracks」は、the★tambourines の音楽活動の軌跡を辿ることができる貴重なアルバムです。彼女たちの音楽に触れたことがない人にも、その魅力を知るための入門編としておすすめです。ぜひ一度、このアルバムを聴いて、the★tambourines の音楽世界を体験してみてください。

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