N-07E

N-07E：ビジネスシーンを進化させる法人向け携帯電話

NECカシオモバイルコミュニケーションズによって開発され、NTTドコモの第三世代携帯電話（FOMA）として2013年10月1日に発売されたN-07Eは、法人顧客をターゲットとした堅牢なモバイルソリューションです。N-03Dをベースに開発されており、無線LAN機能と企業IP内線システム「PASSAGE DUPLE」への対応が大きな特徴となっています。

無線LANとIP内線システムによるシームレスな通信

本機はIEEE802.11b/g/n規格(2.4GHz帯)に準拠した無線LAN機能を搭載。これにより、社外ではFOMA回線で、社内では無線LAN経由でアクセスし、場所を選ばずにスムーズなデータ通信やWeb閲覧が可能です。さらに、「PASSAGE DUPLE」対応により、社内では内線電話機として利用できるため、社内外のシームレスなコミュニケーションを実現します。外線着信と内線電話の切り替えがスムーズに行えるため、重要な電話を見逃すリスクを軽減し、業務効率の向上に貢献します。アクセスポイント機能も備えているため、モバイル環境の構築にも役立ちます。

強固なセキュリティでビジネスデータを保護

法人向け機種として、データセキュリティは特に重視されています。N-07Eには「ICカードロック」をはじめとする、多様なセキュリティ機能が搭載されています。これにより、機密情報の漏洩リスクを最小限に抑え、企業データの安全性を高めます。ビジネスシーンにおけるデータ保護を徹底的にサポートする設計となっています。

購入方法と販売チャネル

N-07Eは、個人向けではなく、法人向けの機種であるため、購入には制約があります。NTTドコモおよびドコモショップの法人担当者を通じてのみ購入可能です。店頭で購入を希望される場合は、事前に各店舗へ問い合わせる必要があります。

ソフトウェアアップデートによる不具合修正

2014年7月14日には、ソフトウェアアップデートが実施され、Wi-Fi外線着信時の電話帳登録名表示に関する不具合が修正されました。これは、ユーザーエクスペリエンスの向上と安定した通信環境の維持に貢献する重要なアップデートでした。

まとめ

N-07Eは、無線LANと企業IP内線システム対応による高い利便性と、堅牢なセキュリティ機能を両立させた、法人向けの理想的な携帯電話です。ビジネスシーンにおける通信環境の最適化とデータ保護の強化を同時に実現したい企業にとって、最適な選択肢と言えるでしょう。その高い機能性と信頼性は、ビジネスの効率化と生産性向上に大きく貢献するでしょう。ただし、個人での購入はできない点に注意が必要です。

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