NAÏVE (大沢誉志幸のアルバム)

アルバム『NAÏVE』の詳細

『NAÏVE』は、大沢誉志幸の第9作目のスタジオ・アルバムで、1992年4月22日にEPIC・ソニーからリリースされました。このアルバムは、前作から約1年半ぶりの作品となり、大沢の音楽キャリアにおいて重要な位置を占めています。

アルバムのジャケットデザインは特徴的で、表裏ともに大沢氏の顔がアップで写っている写真が使用されています。これにより、アルバムのコンセプトや内容に対する期待感が高まります。音楽面においては、1984年以来8年ぶりに大村雅朗がアレンジを担当しており、この再タッグがアルバムの魅力をさらに引き立てています。

収録曲の紹介

このアルバムには全9曲が収録されています。全ての曲の作詞は朝水彼方、作曲は大沢誉志幸が手掛けています。各曲のアレンジについては、大村雅朗と大沢自身、または小滝満との共同作業が行われています。以下に収録曲を詳しく見ていきましょう。

1. 寝返り GET YOU BACK (5:47)
編曲: 大村雅朗
冒頭を飾るこの曲は、聴き手を引き込む印象的なメロディーから始まります。大沢の歌声とアレンジが見事に調和しています。

2. 忘れられなくて (4:43)
編曲: 大村雅朗 with 大沢誉志幸
切ないバラードで、大沢の感情表現が豊かで、聴く人の心に強く残ります。

3. パリ行405便 (5:50)
編曲: 大沢誉志幸 & 小滝満
この曲は異国情緒あふれる響きが特徴で、聴くとまるで旅に出ているかのような気持ちになります。

4. naïve (5:48)
編曲: 大沢誉志幸 & 小滝満
タイトル曲で、大沢の独特の感性が光る一曲です。生々しい情感が感じられます。

5. ついてこいよ (5:19)
編曲: 大沢誉志幸 & 小滝満
力強いメッセージが込められた曲で、リスナーを勇気づけるようなサウンドが特徴です。

6. WEEKENDは夏の匂い (4:35)
編曲: 大村雅朗
夏の高揚感をフルに表現した楽曲で、思わずリズムに乗りたくなる魅力があります。

7. HUSKY‐君の悲鳴を聞くために (5:44)
編曲: 大村雅朗
深い感情が込められたこの曲で、大沢の多面的なアーティスト性が発揮されています。

8. 逃走迷路 (6:25)
編曲: 大沢誉志幸 & 小滝満
複雑なメロディーが印象的で、聴く者を迷わせるような独特な構成が魅力です。

9. LOVER MANが聴こえる (5:22)
編曲: 大村雅朗
アルバムの締めくくりに相応しい、感動的な一曲で、聴き終わった後の余韻が残ります。

このように、『NAÏVE』は大沢誉志幸の幅広い音楽性と、彼の歌詞に込められた感情の深さを感じさせるアルバムです。全体にわたって、聴く者を惹きつける力強さがあり、何度も聴き返したくなる作品となっています。音楽ファンならずとも、多くの人に響くこと間違いなしの一枚です。

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