NANA MIZUKI LIVE FIGHTER -BLUE×RED SIDE-

水樹奈々の7作目となるライブ映像作品『NANA MIZUKI LIVE FIGHTER -BLUE×RED SIDE-』は、2008年7月5日、6日に国立代々木競技場第一体育館で開催された2Daysライブの模様を収録しています。各日1万2000人、計2万4000人を動員した熱狂的なライブの模様が、Blu-ray DiscとDVDで楽しめます。

このライブは、7月5日公演を『-BLUE SIDE-』、7月6日公演を『-RED SIDE-』と題し、それぞれ異なる演出とセットリストで構成された、2日間限定のスペシャルライブでした。ライブタイトルにもあるように、「FIGHTER」をコンセプトとし、体育館でのライブという特性を活かしてスポーツ的な要素がふんだんに盛り込まれています。会場はリングに見立てられ、青コーナーと赤コーナーに分けられた対決形式となっており、水樹奈々自身の「ライブは自分を試される戦いの場所」という考え方が反映されています。

『LIVE FIGHTER』の大きな特徴の一つが、バックバンド「Cherry Boys」の特別編成です。通常6人編成の「Cherry Boys」に、ギターの市川祥治とベースの田中章弘がゲストプレイヤーとして加わり、総勢9人という水樹奈々のライブ史上最大規模の編成となりました。この特別な編成に対し、水樹奈々は「Super Cherry Boys」という愛称を付けています。これは、通常のミュージシャンのサポートメンバー編成と比較しても異例の規模であり、ライブに更なる厚みと迫力を加えています。

Blu-ray Disc版は、キングレコードとして初めてブルーレイディスク規格を採用した作品であり、オリコン週間ブルーレイチャートで初登場2位を獲得。2009年2月2日付の同チャートで累計販売枚数1万枚を達成し、ブルーレイ音楽作品として当時の歴代1位となる快挙を成し遂げました。DVD規格の『BLUE SIDE』と『RED SIDE』も、週間音楽DVDチャートでそれぞれ7位と6位にランクインするなど、高い人気を誇っています。

演奏参加ミュージシャン

ボーカル、パフォーマンス: 水樹奈々
Cherry boys
ギター: 渡辺格（愛称：イタルビッチ）、北島健二（愛称：ケニー）、市川祥治（愛称：アニキ）※ゲストプレイヤー
ベース: 坂本竜太（愛称：りゅーたん）、田中章弘（愛称：たーさん）※ゲストプレイヤー
ドラム: 渡辺豊（愛称：ゆたぽん）、松永俊弥（愛称：まーちん）
キーボード: 大平勉（愛称：トム君）
サックス、パーカッション: 藤陵雅裕（愛称：ファイヤー）
その他
バックダンス：TEAM YO-DA（MIKA、YUMEKO、SHIZUKA、ANNA、KEI、NOZOMI、MARINA、NAOMI）
キッズダンサー：H.Kids
* ストンプ：ミヤタカーニバルズ

演出

ステージは、古代ローマ・コロッセオのような巨大なメインステージ、会場中央のサブステージ、ステージ両サイドからアリーナ席にかけて伸びたオーバルロードの3部構成。1曲目の「Astrogation」では、曲に合わせて空中浮遊する演出も。BLUE SIDEとRED SIDEでは、水樹奈々の衣装の色、ファイアーバナーの炎の色、カラーテープミサイルから出されるテープの色、ステージ下から噴出される花、羽根、煙などの色、サーチライト、ステージのバックライトなどの照明に使用される光の色、アンコールで投げたグローブの色、観客のサイリウムの色など、細部に至るまで変更が加えられています。

セットリストの詳細は割愛しますが、両日共に水樹奈々の代表曲が多数披露され、観客を熱狂の渦に巻き込みました。Blu-ray DiscとDVDには、それぞれの公演の模様に加え、オーディオコメンタリーやメイキング映像などの特典映像も収録されており、見どころ満載の作品となっています。

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