NANA MIZUKI LIVE FLIGHT×FLIGHT+

NANA MIZUKI LIVE FLIGHT×FLIGHT+

『NANA MIZUKI LIVE FLIGHT×FLIGHT+』は、水樹奈々が2015年1月14日にリリースした14作目のライブ映像作品です。この映像作品は、シングル「エデン」と同時発売されました。収録内容には、2014年に行われたコンサートツアー「NANA MIZUKI LIVE FLIGHT 2014」の横浜スタジアムおよびRESORTS WORLD THEATREでの公演が含まれています。

概要

水樹奈々は、音楽活動において数々のライブパフォーマンスを展開しており、本作もその一環です。2014年6月1日から10月5日にかけて行われたツアーは日本国内公演と、台湾や香港、タイ、インドネシアを含む海外公演がありました。特にシンガポールのRESORTS WORLD THEATREでの公演は、会場設立以来の集客を記録しました。しかしながら、ツアー中の南地域公演では、声帯の炎症により北九州および他数か所での公演が中止となるというアクシデントもありました。

チャート成績

本作はオリコン週間総合BDランキングで、2015年1月26日付で週間1.7万枚の売り上げを記録し、首位を獲得しました。これは水樹奈々にとって、過去の作品と合わせて3作目のBD週間首位獲得となります。特に『NANA MIZUKI LIVE DIAMOND×FEVER』からは3年3ヶ月ぶりの快挙であり、ソロアーティストの中でも最多のBD総合首位獲得数を誇ります。

ステージ演出

このツアーのテーマは「FLIGHT」であり、舞台デザインに大きな飛行物が採用されています。ステージ中央には階段が設けられ、２階部分にはコックピットのような構造が存在します。そのデザインは、過去と未来を融合させたようなレトロな趣があり、舞台全体がタイムワープした印象を与えます。特に、使用されたプロペラのデザインは、時代を超えた独特の雰囲気を引き立てています。

オープニング映像に連動して、「SUPERNAL 077号」というレトロなプロペラ機が登場し、フライングを行う演出も見られました。さらに、「SUPERNAL LIBERTY」では、DREAMS COME TRUEの楽曲「笑顔の行方」をカバーし、その流れで水樹 奈々のキャラクターソングを再演する特別な演出もありました。

特別な演出

ライブ中はさまざまなカバー曲が演奏され、観客を楽しませました。演目には「赤いスイートピー」や「1986年のマリリン」など、多彩な楽曲が含まれています。また、オープニングムービーには中村悠一、悠木碧、よゐこの有野晋哉が出演しており、観客にさらなる楽しみを提供しました。

最終公演にはトロッコ演出があり、特に盛り上がったのはアンコールの「DISCOTHEQUE」で、花火が打ち上げられる華やかな演出でした。全体を通じて、視覚、聴覚ともに楽しませる圧巻のパフォーマンスが盛り込まれた本作は、水樹奈々の魅力を存分に引き出した作品となっています。

このライブ映像作品は、ファンにとって特別な思い出であり、売上成績からもその人気が伺えます。音楽と演出が見事に融合したこの作品は、今後も語り継がれることでしょう。

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