NAO (シンガーソングライター)

NAO（ナオ）について

NAO（ナオ）は、1982年に大阪府で生まれたシンガーソングライターで、本名は鈴木直明（すずき なおあき）です。音楽を愛する父親の影響を受け、幼少期から音楽に親しんできました。3歳から高校卒業までの長い期間、クラシックピアノを学び、小学生の頃にはトランペット、中学生ではトロンボーンに挑戦しました。また、高校時代には音楽仲間とバンドを結成し、ベース演奏にも取り組みました。

その後、クラブイベントに参加したことで、HipHopやR&Bなどのクラブ系音楽に強い影響を受け、特にR&BシンガーのJOEのアルバムを聴いて、本格的にR&Bの道へ進むことを決意しました。兵庫県立伊丹西高等学校を卒業した後、彼の音楽の道が始まりました。

彼にはミュージシャンとして活動している弟がいます。弟は3人組のボーカルユニット、ベリーグッドマンのメンバーHiDEXです。

音楽キャリアの始まり

NAOは2004年に3人組のR&Bユニット「Twice」を結成しました。ユニットではボーカルと楽曲制作を担当し、インディーズデビューシングル「All of you」をリリースしました。この頃から、現在の音楽プロデューサーであるDef TechのMicroと親しくなりました。

2006年には、ソロ活動を目指すためにTwiceを脱退し、ソロシンガーとしてのキャリアをスタートさせました。次第に彼の才能は広く認識され、2007年にはユニバーサルミュージックのFar Eastern Tribe Records傘下にあるMicroが設立したレーベル、PRIMARY COLOR RECORDZと契約を結びました。10月24日、彼はメジャーデビューシングル「Paper Moon」をリリースし、注目を集めます。

成功への道のり

2008年5月には、KAT-TUNのシングル「DON'T U EVER STOP」に収録された田口淳之介のソロ楽曲「夏の場所」を提供し、他アーティストへの楽曲提供を開始しました。翌年の2009年1月14日には2枚目のシングル「One Way」をリリースし、iTunes Storeの総合チャートで初の1位を獲得しました。メディアでも大きく取り上げられており、フジテレビ系の番組『とくダネ！』では有名キャスターが彼の声を絶賛しました。このシングルもMicroとの共作であり、彼の音楽スタイルを確立する鍵となりました。

デビューからの順調な歩みは続き、2009年6月3日には初のアルバム『The Light』を発売。収録曲「For you feat.Mayu」はiTunes StoreのPOPチャート1位を記録し、彼の名を一層広めました。

その後の活動

2012年にはアルバム「The scenery」をリリースし、2014年には3rdアルバム「The serenade」を発表しました。音楽活動の多様性を見せながら、次々と新しい作品をリリースしています。特に2020年には女性ボーカリストMayuとの異色のユニット『GRAMLILIA』を結成し、アルバム「envision」を発表しました。

まとめ

NAOは、コラボレーションや他アーティストへの楽曲提供を通じて、自らの音楽スタイルを進化させ続けており、様々なジャンルを取り入れることで独自の音楽を創り出しています。彼の活動は今もなお続いており、日本の音楽シーンにおいてその存在感を示しています。今後の彼の音楽活動に期待が寄せられています。

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