エアポートライナーNATT'S(エアポートライナーナッツ)
エアポートライナーNATT'Sは、
千葉県成田市にある成田
国際空港と、
茨城県の
つくばセンター及び
土浦駅を結ぶ空港連絡バスです。このバスサービスは、成田空港へのアクセスが便利であるため、観光客やビジネス客に広く利用されています。
サービス概要
NATT'Sは、成田空港行きの便は予約が必要ですが、成田空港発の便は予約不要で、フレキシブルに利用できます。NATT'Sという名称は、成田(Narita)、つくば(Tsukuba)、土浦(Tsuchiura)の頭文字を取ったもので、地域に根ざした愛称が付けられています。
このバスサービスは、
1994年7月1日に運行を開始しました。初めは1日6往復の運行からスタートしましたが、時間の経過とともに本数が増加しています。
2001年には9往復に増便され、さらに
2004年の停車地追加を経て、
2015年には運行経路が見直されました。これによって、
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)及び東関東自動車道を経由する新しいルートが設定され、運行本数も12往復に増えました。
運賃と運行状況
NATT'Sの運賃は、大人2,000円、子供1,000円で提供されるキャンペーンが行われたこともありましたが、その後運賃は2200円へと統一されました。2022年には2400円に改定され、現在は
土浦駅から成田空港までの料金となっています。鉄道と比較すると、運賃は約2倍のため、少々高めですが、乗り換えの必要がなく、必ず座席が保証されている点が大きな魅力です。
ただし、運行本数は限られており、日常利用者には少し不便と感じられるかもしれません。
2020年には、新型コロナウイルスの影響により運行が一時的に休止したことがあり、その後は臨時ダイヤでの運行が続いています。2023年現在、NATT'Sは
関東鉄道と
成田空港交通が協力し、1日6往復の臨時ダイヤを運行しています。
停留所と設備
エアポートライナーNATT'Sは、成田空港のターミナルを3-2-1の順で停車し、各停留所にはトイレや待合所、券売所が設けられています。特に成田空港行きは、空港内に立ち寄る部分を除いて、成田空港を含む区間のみに乗車可能です。
停留所一覧には、
ひたち野うしく駅を経由しない便もあり、全運行のうち半分はこのルートを採用しています。利用者は自分の都合に合わせて、最も便利な便を選択することができます。
運営会社
エアポートライナーNATT'Sは、
千葉交通、
関東鉄道、
成田空港交通が運営しています。これらの会社は地域の交通インフラを支えており、旅行者や地元住民に幅広い便を提供しています。詳細な情報については、各社の公式ウェブサイトを参照することをおすすめします。
NATT'Sは、成田空港への移動手段の一つとして非常に便利な選択肢であり、東京や
茨城県内の観光やビジネスの拠点にとって重要な存在です。