NBSプライムニュースみんなの信州

NBSプライムニュースみんなの信州 - 番組概要

『NBSプライムニュースみんなの信州』（エヌビーエスプライムニュースみんなのしんしゅう）は、長野県を放送対象地域とするフジテレビ系列のローカル局、長野放送（NBS）が制作・放送していた夕方のニュース番組です。この番組は、2018年 4月2日から2019年 3月31日までの約1年間、長野県内の最新情報を伝える主要な情報源として機能しました。ジャンルとしては、地域に密着したローカルニュース番組に位置づけられます。

放送開始の背景と位置づけ

本番組の開始は、キー局であるフジテレビジョンが、それまでの夕方ニュース枠を刷新し、新たなニュースブランド「プライムニュース」を立ち上げた全国的な動きと連動しています。フジテレビが全国ニュース番組として『プライムニュースイブニング』をスタートさせたことに伴い、長野放送もまた、ローカルニュース枠の全面的なリニューアルを実施しました。

『NBSプライムニュースみんなの信州』は、2018年3月まで放送されていた長野放送の夕方ニュース番組『NBSみんなのニュース』の後継番組として制作されました。『NBSみんなのニュース』で視聴者から支持を得ていた一部のコーナーや企画は、本番組でも引き継がれ、新しい番組フォーマットの中に組み込まれました。これにより、番組内容は一新されつつも、前番組からの継続性も保たれていました。

放送時間と番組構成

『NBSプライムニュースみんなの信州』は、平日の夕方時間帯に放送されました。具体的な放送時間は、毎週月曜日から金曜日までの17時53分から19時00分までの枠でした。この時間帯は、全国ニュースとローカルニュースを組み合わせた構成が特徴です。

番組全体のうち、長野県内に特化したローカルニュースパートは、18時14分から番組終了時刻である19時00分までのおよそ45分間に設定されていました。このローカルパートでは、その日の県内の出来事、政治・行政の動き、地域経済、社会問題、文化・イベント情報、そして詳細な気象情報などが、地域住民にとって最も関心の高い情報として深く掘り下げて伝えられました。

一方、17時53分までの時間帯、具体的には16時49分から17時53分までは、キー局フジテレビが制作する全国ニュース番組『プライムニュースイブニング』が放送されていました。この全国ニュース枠内においても、長野放送は独自の工夫を加えていました。番組冒頭の約1分間には、その後のローカルパートで伝える主要なニュース項目のヘッドラインが長野放送のスタジオから伝えられ、視聴者の関心を惹きつける役割を担いました。しかし、それ以外の時間は、原則として東京のフジテレビから送出される全国ニュースや企画がそのまま放送されていました。17時53分になると、シームレスに長野放送のスタジオからのローカルパートへと切り替わる構成でした。

出演者 - キャスター陣

『NBSプライムニュースみんなの信州』の平日版ニュースを進行したキャスター陣は以下の通りです。

宮本利之：月曜日から金曜日まで、週を通じて男性メインキャスターを担当しました。ニュース本編の読み上げや、フィールドキャスターからの報告の受け、番組の進行役を務めました。
大谷香奈絵：月曜日と火曜日の週前半を担当する女性キャスターでした。宮本氏と共にニュースを伝えました。
* 坂本麻子：水曜日から金曜日までの週後半を担当する女性キャスターでした。こちらも宮本氏と共にニュースを進行しました。

日によって異なる女性キャスターが担当することで、番組に変化と彩りを与えていました。

番組ロゴと画面表示

番組のタイトル表記には、いくつかのパターンが存在しました。公式な番組タイトル表示としては、長野放送の略称である「NBS」を冠した「NBSプライムニュースみんなの信州」という表記が用いられました。

また、テレビ画面上などで使用されるグラフィックにおいては、「PRIMEnewsみんなの信州」というデザインも使用されました。この表記では、「PRIME」の文字が上の段に、そして「news みんなの信州」の文字が下の段に配置されるという、縦組に近い独特のレイアウトが採用されていました。これらの表記は、番組のブランドイメージを視覚的に伝える役割を果たしました。

NBSプライムニュース みんなの信州