NEVER (プロレス興行)

NEVER（ネバー）

NEVERは新日本プロレスが主催する、若手選手を中心に構成されたプロレス興行および王座名です。NEVERの名は、各単語の頭文字を取る形で「N＝New blood（新しい血）」、「E＝Evolution（発展、進化）」、「V＝Valiantly（勇敢に）」、さらに「E＝Eternal（永遠に）」、「R＝Radical（根本的に）」を表現しています。この取り組みは、新世代の選手たちが育成されることを目的とし、特に「ヤングライオン」と呼ばれる若手選手が主役となりますが、ベテラン選手や他団体のレスラーにも出場の機会が与えられています。

概要

NEVERは新人選手のデビュー戦や、若手選手同士の対戦、さらには若手とベテランとの試合など多様な試合が行われます。そして、他団体の選手を招待することで、普段は見られない他団体同士の対戦が実現する貴重な場でもあります。このように、NEVERは選手たちが一流の舞台で技を磨き、新たなファンを獲得するための重要な機会を提供しています。現在は、NEVERの名称を冠した王座のタイトルマッチが主軸となり、若手選手の育成プロジェクト「LION'S GATE」にその活動が引き継がれています。

歴史

NEVERの歴史は2010年に始まります。初めての興行は8月24日に新木場1stRINGで行われた「NEVER.1」であり、以来毎年数回の興行が実施されてきました。その後も定期的に興行が開催され、若手選手たちの成長を見守るイベントとして定着していきました。2011年、2012年にも多くの興行が行われ、特に11月には初代NEVER無差別級王座決定トーナメントが実施され、田中将斗が初代王者に輝きました。

2016年には東京ドームで行われた「WRESTLE KINGDOM 10 in 東京ドーム」にて、初代NEVER無差別級6人タッグ王座決定戦も行われ、矢野通、ジェイ・ブリスコ、マーク・ブリスコのチームが初代王者となっています。

タイトル

NEVERには２つの主な王座が存在します。ひとつはNEVER無差別級王座、もうひとつはNEVER無差別級6人タッグ王座です。これらの王座戦は、若手選手が高い技術とパフォーマンスを武器に抗争するための重要な舞台となっています。

参戦選手

NEVERには多くの有名なレスラーが参戦しており、永田裕志、天山広吉、飯塚高史、後藤洋央紀、内藤哲也、高橋裕二郎などが名を連ねています。また、カール・アンダーソンやタマ・トンガ、石井智宏、YOSHI-HASHI、キャプテン・ニュージャパンなど、名団体を代表する多彩な面々も参加しています。

他団体の興行

NEVERと同じ趣旨の若手選手育成の興行は、全日本プロレスのAJ PHOENIXやプロレスリング・ノアのプロレスリング・セム、DDTプロレスリングの月刊若手通信など、様々な団体で行われています。これにより、若手選手が幅広く経験を積む機会が保証されています。

関連項目

NEVERは新日本プロレスの若手育成において重要な役割を果たしており、その影響や関係性は多岐にわたります。特に、LION'S GATEとのつながりは、未来のプロレス界において新たな才能を育むための重要なコンセプトとなっています。

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