NicoPa

NicoPaの概要

NicoPa（ニコパ）は、神姫バスが提供する非接触型ICカード乗車券で、バスの運賃支払いに活用されます。このカードは、神姫バスに加え、神姫ゾーンバスや神姫グリーンバス、さらに阪神バスの一部路線でも使用することができます。愛称の「NicoPa」は「Nice Intelligence Convenience Original Pass」の略で、その名前には「ニコッと」「パッと」使えるという意味が込められています。

導入と発展

NicoPaは2006年1月20日に三田市・篠山市・丹波市のバス路線で先行導入され、同年10月20日には全線での利用が開始されました。その後、高速バスやコミュニティバスでは使用できない路線も存在しますが、例えば、北播磨総合医療センター直通バスでは利用可能です。

特に神姫グリーンバスやウエスト神姫では、地域に応じて徐々に導入が進行した経緯があります。2017年にはウエスト神姫の赤穂営業所管内でもNicoPaが利用できるようになりました。

課金システム

NicoPaの利用には、最初にデポジットを支払う必要があります。デポジットはカード返却時に返還され、さらに会員制ポイントクラブ「NicoPa Club」に入会することでデポジットが不要になります。乗車時と降車時に、専用の端末機にカードをタッチすることで運賃が引き落とされ、残高が不足している場合にはその場でチャージも可能です。

チャージ方法

NicoPaでは二種類のチャージが可能で、普通チャージと徳用チャージのそれぞれにプレミアムが付与されます。これにより、利用者はよりお得にバスを利用することができます。チャージは、神姫バスの乗車券取り扱い窓口やバス車内で行えます。

特殊なカード

NicoPaには、特殊な割引運賃が適用される記名式カードが存在します。例えば、小児向けカードは小学生以下の児童を対象に発行され、運賃が小児料金に設定されています。また、障害者向けカードもあり、運賃の減免が受けられます。

モバイルNicoPa

携帯電話を使ったモバイルNicoPaサービスも受けられましたが、これは2012年に終了となっています。おサイフケータイを使って乗車可能だったものの、このサービスは無記名式のカードの提供に限られていました。

利用時の注意点

乗車する際は、残高が不足していても問題はなく、チャージを行うことでスムーズな移動が可能です。また、降車後60分以内の乗り継ぎの場合は割引が適用されるため、効率よく交通機関を利用できます。

NicoPaは、便利さと経済性を兼ね備えた、現代の交通手段の一つとして多くの利用者に親しまれています。今後のさらなる拡大にも期待が寄せられるでしょう。

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