NINETEEN 19

NINETEEN 19（ナインティーン）

概要

「NINETEEN 19」はきたがわ翔による漫画作品で、1988年から1990年にかけて『週刊ヤングジャンプ』で連載されていました。この作品は男性向け雑誌での2作目の連載作品であり、単行本はヤングジャンプコミックスのワイド版で全12巻、また集英社文庫コミック版で全7巻として刊行されています。1990年にはOVA化もされ、2017年には続編の『NINETEEN 19 FOREVER』がファンの支援を受けて書籍化されました。

ストーリー

物語は大学生になった久保田一至が、春の日に中学時代の同級生・藤崎雅菜と再会するところから始まります。雅菜はモデルとして成功を収めており、その姿に一至は戸惑いを感じます。一至は高校時代はラグビー部に所属し、女性とは無縁の生活を送っていましたが、雅菜に再会したことで、彼の青春時代の淡い想いが甦ります。物語は、彼らの関係や周囲の人々との関わりを通じて、成長や恋愛の葛藤を描いています。

登場人物

• - 久保田 一至（くぼた かずし）: 本作の主人公。代官山学院大学の1年生で19歳の青年。ラグビーに情熱を注ぎ、女性との関係は薄いが、甘いものが好きでケーキ屋でアルバイトをしている。雅菜への思いを抱えながら、彼との関係を深めていく。

• - 藤崎 雅菜（ふじさき まさな）: 中学時代に一至が憧れた女性。モデルから女優へと転身し注目を浴びる。小悪魔的な魅力で一至を翻弄しつつ、彼の気持ちを理解している。

• - 草野 宏昭（くさの ひろあき）: 一至の親友で、彼とは中高一貫での友人。大学生活を共有し、互いの恋愛や葛藤を支えあう。

• - 川原 和也（かわはら かずや）: 一至と雅菜の同級生で先輩にあたる人物。雅菜の中学時代からの友人でもある。

• - 秋元 千夜（あきもと ちや）: 男性恐怖症を抱える高校生で、一至に憧れを抱き、アルバイトを始めるが、大阪に転校になることで彼との関係に亀裂が入る。

• - 松平 龍吾郎（まつだいら たつごろう）: 一至のアルバイト先の店長で、30代の魅力的な男。実は男性に好意を寄せているが、一至の成長を見守っている。

• - 姫宮 以杏（ひめみや いあん）: 大学の英文科生でガールズバンドのボーカル。性格は直情的で、一至に対して最初はネガティブな印象を抱くが、物語が進むにつれて彼に興味を持ち出す。

終わりに

「NINETEEN 19」は、一至と雅菜を中心に繰り広げられる恋愛模様や成長物語を描いており、青春時代の悩みや喜びを丁寧に描写しています。読者は彼らの恋愛に共感し、成長を見守ることで、青春の一部分を追体験できます。このような心温まるストーリーが、多くのファンに支持され続けている理由の一つではないでしょうか。

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