NISSANミッドナイトステーション そこのけ!電リク ザ・ベスト10

NISSANミッドナイトステーション そこのけ!電リク ザ・ベスト10

『NISSANミッドナイトステーション そこのけ!電リク ザ・ベスト10』は、1983年4月から同年9月までTBSラジオで放送されていた人気ラジオ番組です。この番組は、日産自動車の冠スポンサーとして、主に平日と土曜日に放送されていました。

番組の構成と形式

このラジオ番組は、従来の曜日ごとの単独番組をまとめ、一つの番組としてスタートしました。その形式はユニークで、リスナーは「今一番かけて欲しい曲」と「かけて欲しくない曲」の2曲をリクエストし、かけて欲しい曲にポイントを、かけてほしくない曲からポイントを引いた合計でランキングを決定するものでした。

ランキングには、街頭アンケートによる結果や、「面白情報ベストテン」、「レコード会社プロモーターの選ぶベストテン」など、リスナーが楽しめる様々な企画が盛り込まれていました。さらに、土曜日にはその週の全曜日のランキングを集計し、週間ベストテンとして発表される仕組みもありました。パーソナリティである山田邦子は、ランキングの変動について独自の分析を行い、リスナーに興味深いトークを提供していたのです。

パーソナリティとテーマ曲

平日の「そこのけ!電リク60分」では、月曜日から金曜日までそれぞれ異なるパーソナリティが担当しました。具体的には、月曜日が石川優子、火曜日が小森まなみ、水曜日が高見恭子、木曜日は石川ひとみ、金曜日が二階堂杏子という構成でした。土曜日は山田邦子が「そこのけ!電リク ザ・ベスト10」を担当し、番組のメイン進行役を務めました。

番組には中原めいこが歌うテーマ曲とジングルがあり、特に「アナタの魔法にかかりそう…」は印象的でした。この曲は曜日ごとに異なる歌詞で構成されており、リスナーにとっても毎回の放送を楽しみにさせる要素となっていました。

番組の終焉とその後

『NISSANミッドナイトステーション』は、1983年10月に平日放送がリニューアルされ、『ザ・欽グルス電リク60分』という新たな番組に生まれ変わりました。しかしながら、土曜日の「そこのけ!電リク」はそのスタイルを維持し、1984年3月まで放送が続きました。このように、土曜日の放送終了と同時に電リク自体も終了し、4月からは新たに『ザ・欽グルスショー』としてバラエティ番組へ移行しました。

まとめ

『NISSANミッドナイトステーション そこのけ!電リク ザ・ベスト10』は、そのユニークなリクエスト形式と魅力的なパーソナリティにより、多くのリスナーに親しまれた番組でした。ランキングだけでなく、リスナーの意見を反映させる姿勢は、当時のラジオ番組のスタイルを象徴するものと言えるでしょう。

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