NNNニュースプラス1

NNNニュースプラス1

「NNNニュースプラス1」は、1988年4月から2006年3月まで、日本テレビ系列で放送された夕方のニュース・情報番組です。本番組の特徴は、親しみやすさを重視したニュース報道で、メインキャスターの徳光和夫の分かりやすい解説が視聴者から高く評価されていました。 略称として、「ニュースプラス1」あるいは「プラス1」と呼ばれることもありました。

概要

この番組は、前番組の「NNNライブオンネットワーク」がわずか1年半で終了した後、その後を引き継ぐ形で始まりました。徳光和夫をメインキャスターに起用し、「徳光が理解できないとニュースじゃない」というキャッチフレーズで、誰にでも理解しやすいニュース提供を目指しました。1996年には他局に先駆けて放送時間を拡大し、月曜から金曜までのキャスターコンビが約8年半にわたって活躍しました。

2006年には放送時間を繰り上げて『NNN Newsリアルタイム』にリニューアルされました。この改編の意図は、夕方ニュースの視聴者をゴールデンタイムに流すことでした。

放送歴

1988年4月4日の初回放送では、前年に引退した江川卓が出演し、日本テレビ開局35周年を記念した特別生中継も行われました。1989年10月には徳光が日本テレビを退社し、フリーアナウンサーとして続投することになります。そして1990年には金曜の放送を降板し、他の番組との兼ね合いから週に4日の出演となりました。

この番組は、全国ネット枠の提供スポンサーを段階的に削減し、最終的には全国枠のみのスポンサーへと移行しました。また、本番組は多くの地域でその形式を模倣することになりました。

キャスター

歴代のキャスターには、徳光和夫のほかに、真山勇一と木村優子、傍らに相川浩や桜田順子等が名を連ねました。彼らは視聴者からの信頼を得て、夕方のニュース報道を支える役割を果たしました。特に、真山と木村のコンビは2002年までの約8年半にわたって番組の顔となり、放送スタイルを確立しました。

特色

プラス1の特徴は、キャスターが立ってニュースを伝えるスタイルや、VTR主導の放送作りにありました。さらに、視聴者が楽しめる特集やコーナーも設けられ、時にはエンタメ情報やスポーツニュースも取り上げられました。番組が進化する中で、ニュースだけでなく多様な情報を提供することによって視聴者層を広げていきました。

エンディング

2006年3月31日には『プラス1』の最後の放送が行われ、番組の歴史を振り返るVTRが流され、メインキャスターたちが涙ながらの挨拶を行いました。その後、次の番組『NNN Newsリアルタイム』へと移行し、視聴者に新たな期待を寄せられました。このように、「NNNニュースプラス1」は、視聴者のためのニュース番組としての役割を十分に果たしてきたといえるでしょう。

もう一度検索