NNN昼のニュース

NNN昼のニュースについて

『NNN昼のニュース』は、日本テレビを中心としたNNN系列で1974年から1996年まで放送された、昼のニュース番組です。約22年間にわたり放送されたこの番組は、数世代にわたるオープニングテーマやキャスター、放送時間の変化など、多彩な歴史を持っています。

番組の開始とオープニング

番組は1974年4月1日にスタートし、初代のオープニングでは、3本のNNNの文字がうねりながら現れ、やがて光ってタイトルが表示されます。この際の音楽は、黛敏郎作曲の「NNNニュースのテーマ」を使用していました。

1982年4月からは2代目のオープニングに切り替わり、画面中央が光り、放射状に放たれるNの文字が特徴でした。この期間、オープニング音楽も三枝成彰作曲に変更され、視聴者に新たな印象を与えました。

1991年10月からは3代目となり、金色の輪の中から緑色のNが飛び出す演出が印象的でした。テーマ音楽はシンセサイザーをベースにしたテクノポップ調で、視覚的にも聴覚的にも新しいスタイルを取り入れました。

そして、1995年10月から1996年3月までの4代目オープニングでは、回転する世界地図に銀色のNが押し出される形で登場し、動きのある視覚表現が際立ちました。

メインキャスターとシフト勤務

番組では、様々なアナウンサーがキャスターを務めてきました。1987年3月頃までは、アナウンサーの名前が「〇〇アナウンサー」として紹介されましたが、その後は敬称が省略されるようになりました。1970年代から1986年まで活動したアナウンサーには、小林完吾や久保晴生などが含まれています。

1990年4月から1994年4月には、芦沢俊美や荻原弘子といったアナウンサーが登場し、この時期はレギュラー担当が不在の際に他のアナウンサーが代役を務めました。

放送時間の変遷

『NNN昼のニュース』の放送時間は変更を繰り返しました。初期は月曜から土曜の12:00 - 12:15の時間帯で放送されていましたが、1982年からは11:45 - 12:00、1986年からは11:30 - 11:45、そして1993年以降は11:30 - 11:40にまで短縮されました。

日曜日も特定の時間帯で放送され、番組の特徴は各地域の局で異なる改編が行われたことです。各地のローカルニュースと連動した放送も行われており、例えば、札幌テレビや秋田放送では『STVニューススタジオ』や『ABS昼のニュース』というタイトルの下に放送されました。

ネットワークと地域の放送局

日本全国の多くの局が『NNN昼のニュース』を放送していましたが、地域によっては、タイトルを改題したり、ローカルニュースを内包した形式がありました。例えば、鹿児島読売テレビでは『KYT昼のニュース NNN』として放送され、視聴者に親しみのある形で提供されました。

このように、『NNN昼のニュース』は日本の昼のニュース番組の中で長い歴史と影響力を誇る番組であり、多くの日本人に親しまれ続けました。

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