NO NEED

NO NEED：ゼリ→の多様な音楽性を凝縮したセカンドアルバム

2001年5月30日、東芝EMIよりリリースされたゼリ→の2ndアルバム『NO NEED（ノー・ニード）』は、彼らの音楽的才能を余すことなく示した、充実の作品です。メジャーシングル4曲を含む全12曲を収録。疾走感あふれるロックナンバーから、しっとりと聴かせるバラードまで、多彩な楽曲が聴く者の心を掴みます。

収録楽曲の魅力

アルバムは、アップテンポな楽曲からしっとりとしたバラードまで、幅広い楽曲が収録されています。代表的な楽曲をいくつか見ていきましょう。

CHINA SURF#1, #2: ヤフミ作曲によるインストゥルメンタル。独特のサウンドスケープでアルバムの世界観を彩ります。
sex on the beach: ヤフミ作詞作曲による、エモーショナルな楽曲。人気シンガーソングライター、矢井田瞳がバックコーラスで参加し、楽曲に深みを与えています。
0℃ (NEW MIX): アルバムのために新たにミックスされた、ゼリ→の代表曲の一つ。
HOLIDAYS IN THE SUN, SEVEN YEARS WAR, SISSY DUCK (NEW MIX), GENERATION MUSIC: カズキが作曲に参加した楽曲。ヤフミの作詞との組み合わせにより、多様な音楽性が生み出されています。特に「SISSY DUCK (NEW MIX)」は、メジャー3枚目のシングルとは異なるアルバムバージョンで収録されています。
次の晴れた日に, TWO WATER FLOW: メジャーシングルとしてリリースされた人気曲。アルバムの中で改めて聴くと、また違った魅力を発見できるでしょう。
光の残骸, 6/8: ヤフミ作詞作曲による、ゼリ→の繊細な感性が光る楽曲。アルバムの後半を飾る、聴き応えのある2曲です。

アルバム全体の構成と魅力

『NO NEED』は、単なる楽曲の寄せ集めではなく、全体を通して一つのストーリーが感じられるような構成になっています。アップテンポな曲と落ち着いた曲の配置、そして各楽曲の持つ雰囲気の巧みなバランスが、アルバム全体の完成度を高めています。

また、ヤフミとカズキの作曲による楽曲がバランスよく配置されていることも特徴です。それぞれの個性的な作曲スタイルが融合することで、アルバム全体に奥行きと深みを与えています。矢井田瞳のバックコーラス参加など、外部ミュージシャンの参加も、アルバムに華を添えています。

『NO NEED』は、ゼリ→の音楽的多様性と才能を余すことなく示した、まさに彼らの代表作と言えるアルバムです。彼らの音楽を初めて聴く方にも、そして既にファンの方にも、強くお勧めしたい作品です。一度、じっくりと聴き込んでみてはいかがでしょうか。

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