NTSF:SD:SUV::

NTSF:SD:SUVとは

『NTSF:SD:SUV(National Terrorism Strike Force: San Diego: Sports Utility Vehicle)』は、アメリカのケーブルテレビ局アダルトスイムで放送された、1話あたり約11分という短尺のコメディドラマです。タイトルが示す通り、サンディエゴを舞台に、国家テロ対策部隊（NTSF）のメンバーたちがテロリストと戦う姿を描いています。しかし、その内容は一般的なアクションドラマとは一線を画し、ブラックユーモアと過激な描写が満載の、非常に独特な作品となっています。

製作・主演を務めるのはコメディアンのポール・シーアー。彼は、このドラマの独特な世界観を創り出す上で、中心的な役割を担っています。

登場人物

トレント・ハウザー (演: ポール・シーアー)

NTSFのエージェントの一人。ニヒルな口調と、何かにつけてサングラスをかけようとする癖が特徴です。オープニング映像では、サングラスをかけたり外したり、さらには別のサングラスをかけるというコミカルな動きを見せています。しかし、その外見とは裏腹に、悪徳企業が開発した危険な発泡酒を飲んでしまったり、身代金を確保するためにコンビニでスクラッチくじを何度も引いたりと、間抜けな一面も持ち合わせています。さらに、クリスマスシーズンに私怨で殺人を犯すなど、猟奇的な一面も見せる、非常に複雑なキャラクターです。実は、平凡な生活を送ることに苦痛を感じ、人を殺さずにはいられない衝動を抱えており、それが原因で一時的にNTSFを解雇されたこともあります。しかし、その実力はNTSFの中でもトップクラスであり、チームには欠かせない存在です。バツイチであり、NTSF長官であるコーヴは元妻の一人であり、彼女との間に子供がいるようです。

パイパー・ファーグソン (演: ジューン・ダイアン・ラファエル)

NTSFの女性エージェント。サンディエゴ州立大学を中退した過去を持ちます。後に、問題の発泡酒を摂取した人々の治療薬を開発するため大学に再入学しますが、研究室で教授を射殺し、治療薬を強奪するという大胆な行動に出ます。この一件によって、トレントを救うことになります。

アルフォンス (演: ブランドン・ジョンソン)

NTSFの黒人エージェント。アラスカ州出身で、サンディエゴの気候や住民を嫌っています。トレントと行動を共にすることが多く、彼の良き相棒です。

サム (演: マーチン・スター)

NTSFの情報員。現場に出ることはほとんどなく、司令部でロボットのサム(S.A.M)と共に情報収集活動を行っています。根暗な性格で、よくロボットのサムと間違われます。

サム(S.A.M) (声: ピーター・セラフィノヴィッツ)

正式名称はSENTIENT AUTOMATED MACHINE（自動知覚歩行機械）。NTSFのロボットで、サムと行動を共にしています。

コーヴ (演: ケイト・マルグルー)

NTSFの長官。左目にアイパッチをつけています。トレントの元妻であり、その関係は複雑です。執務室で化粧をしたり、フィットネスに励んだりと、どこかおばさん臭い一面もあります。また、トレントの元妻エリーナが性転換した際には、トレントの優柔不断さを咎めて他の男と寝ようとするなど、奔放な一面も持ち合わせています。さらに、NTSF司令部内でサムと関係を持ったりと、性的な面でも行動的です。

ジェシー・ニコルズ (演: レベッカ・ローミン)

NTSF検査チームのメンバー。サム曰く、メガネを取るとかなり不細工らしいです。

海軍長官 (演: ロブ・リグル)

NTSFの司令官。NTSFは彼の傘下にあります。モニター越しに指令を送ることが多く、ノリの軽い性格です。トレントの元妻エリーナは彼のシークレットエージェント兼愛人でもあります。ちなみに、演じているロブ・リグルは元米海兵隊の将校です。

作品の特徴

『NTSF:SD:SUV』は、通常のテロ対策ドラマとは異なり、コメディ要素が非常に強い作品です。シリアスなシーンとコミカルなシーンが入り混じり、予測不能な展開が繰り広げられます。また、登場人物たちはそれぞれが個性豊かで、その奇妙な人間関係もこのドラマの見どころの一つです。ブラックユーモアと過激な描写は、視聴者を選ぶかもしれませんが、ハマる人にはたまらない魅力があります。

外部リンク

公式ウェブサイト（英語）
NTSF:SD:SUV:: - IMDb（英語）
National Terrorism Strike Force Teaser - 30-second mock promo
National Terrorism Strike Force Finale - 90-second mock promo

もう一度検索